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女性版ライダーカップ ステイシー・ルイスが2年連続で米キャプテンに選出

2021年大会には愛娘と出場したステイシー・ルイス(撮影:Getty Images)

米国チームと欧州チームが戦うことから、女性版の”ライダーカップ”ともいわれる「ソルハイムカップ」。2年に一度行われるチーム戦で、次戦は今年9月22~24日にスペインで開催される。

本来は偶数年に開催されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年大会が21年に米オハイオ州のインバネスGCで開催され、欧州チームが勝利。今年、米国チームはステイシー・ルイスキャプテンに雪辱戦に臨むのだが、そのルイスは24年大会でも米国チームを率いることになった。コロナ禍で狂ったスケジュールは24年に修正され、9月12〜15日、米ヴァージニア州のロバート・トレント・ジョーンズGCで行われる予定。

2度以上キャプテンを務めるのは、ジュリ・インクスター(15, 17, 19年)、パティ・シーハン(02, 03年)、ジュディランキン(1996, 98年)、キャシー・ウィットワース (90, 92)に続く5人目となる。

13日に正式発表され、記者との懇談会に臨んだルイスは「こんなに光栄なことはない」と喜びのコメント。「22年のキャプテン選出の連絡をもらったときが、私の選手生活のハイライトだった。でも2度も機会を得ることができるなんて、本当に感激している」と話した。

11年「シェブロン選手権」、13年「AIG全英女子オープン」のメジャー2勝を含むツアー通算13勝のルイスは、世界ランキング1位の座に25週間つき、14年にはプレーヤー・オブ・ザ・イヤーも獲得した。11年からはソルハイムカップに選手として参戦し、5勝10敗1分の記録。19年はキャプンピックで選出されたが故障で出場を見送り、非公式ながらもインクスターのもとでアシスタントキャプテンを務め、22年には36歳で最年少の米国キャプテンに選出された。

「私の役割は、米国チームに足りないことを見つけること」とルイス。「これまでペアを組むのは親しい友人という相性で選択していた。でも今度はもっとスタッツを活用する」と、LPGAツアーで新しく導入されているシステムを参考にするこという。「選手の強みがより発揮できるペアリングにしたい」とし、カップ奪還への意欲を見せた。(文・武川玲子=米国在住)

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