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中島啓太に“待った!” 金谷拓実が逆転賞金王へ首位浮上「勝つだけです」

最終日最終組に入った金谷拓実。逆転賞金へ、あすは大事な一日になる(撮影:岩本芳弘)

<カシオワールドオープン 3日目◇25日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の決勝ラウンド1日目が終了。賞金王争いをしている金谷拓実が4バーディ・ボギーなしの「68」をマークし、トータル10アンダー・首位タイに躍り出た。

「いいプレーができたと思います。少しミスも出てしまいましたけど、しっかり耐えるところは耐えれましたし、ノーボギーで回れたのは本当に良かった」と納得の一日を振り返った。

現在の賞金ランキングは、1位が中島啓太(1億6288万6179円)で2位が金谷(1億2254万8999円)となっている。その差は約4033万円。中島も3日目を終えて2打差の9位タイと上位につけており、中島が賞金ランク5位までの選手を最終成績で上回った時点で、中島の賞金王が決定する。

ライバルの“絶対優位”を崩すためにも、優勝賞金4000万円は絶対に欲しい。トップタイという絶好の位置とあって、金谷の鼻息は荒い。「とにかくもう、あすは勝つだけです。勝ち切りたいです」と強い眼差しで言い切った。「グリーンスピードがどんどん早くなっている。その距離感で少しミスをした部分があった。そういったのをしっかり修正して、明日を迎えたいなと思います」と、最終調整のために練習へ向かった。

果たして2023年の賞金レースを制するのは? 王座を争う激闘はラストスパートを迎える。(文・高木彩音)

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