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勝みなみがジュニアイベントを開催! 子どもたちのハイレベルな質問にタジタジ「私はそんなに考えてなかった(笑)」

勝みなみがジュニアゴルファーとのイベントに参加。レッスン会などで楽しい時間を過ごした(撮影:ALBA)

9日、千葉県のゴルフ練習場で勝みなみがジュニアイベント「勝みなみ FUN GOLF ★ FUN LIFE presented by JOMS」を開催。約20名のジュニアゴルファーが参加し、勝のトークショーや、ショットのデモンストレーション、ゲーム形式でのショット対決などが行われた。

「ジュニアと触れ合う機会ってなかなかないし、ジュニアがプロと話す機会もなかなかないじゃないですか。お互いに勉強になる部分とかもあるかなって思ったので」と、同イベントを開催した理由について話す。
 
勝は高校1年生だった15歳のときに、国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」でアマチュア優勝を成し遂げ、プロ転向してからも2度の「日本女子オープン」を含むツアー7勝を挙げている。今年は米国女子ツアーに参戦し、シード権をつかんだ。第一線を走り続けてきた経験をジュニアに還元したいと勝は考えている。
 
イベントを終えた勝は「すごく楽しかったです」と満面な笑み。「新鮮な気持ちというか、自分もこうやってゴルフしていたなとか、そういうのを思い出せてもう本当楽しかった」。子どもたちを見て、自身のジュニア時代と重ね合わせたようだ。
 
また、トークショーでは子どもたちからたくさんの質問を受ける場面も。その内容には『ダウンブローに打つにはどうすればいいですか?』や『連続ボギーが出てしまったとき、メンタルがダメな方向に行ってしまうんですが、そのときプロはどうしていますか?』などなど。「私はあの頃全然何も考えてなかったよと思って(笑)、レベルがどんどん高くなってきている。本当にこれから楽しみな子たちがいっぱい来てくれたと思うので、自分も頑張ろうと思いました」と、その質問内容に圧倒されるも、刺激を受けていた。
 
打席に移ると、ジュニアゴルファーのスイングを一人ずつ見て歩いた勝。ジュニアの悩みに耳を傾けアドバイスを送った。次に、練習場に備えられた弾道計測器、トップトレーサー・レンジを使用して、ゲーム形式でショット対決がスタート。設定した目標ポイントと同じスコアを出すチーム戦で、勝のチームは目標ポイントを300ptに設定。勝が狙ったグリーンに乗せたことでゲームクリアとなった。「すごくはしゃいじゃったんですけど(笑)、ああいう気持ちは忘れたくないと思う」と、両手を上げてバンザイで喜んだ。
 
「自分はどんな打ち方で、どんなふうに球が行っても、がむしゃらにボールを追いかけていた。ゴルフってすごくいいスポーツだなって思って、ずっと続けられている。その気持ちがやっぱり大事だなって思う。親も自由にやらせてくれていたので、そういうのも大事」と、技術よりもゴルフを楽しむ気持ちや、親への感謝の気持ちを持つことが、勝の伝えたかったこと。「ハングリー精神で頑張っている子もいるけど、多分ほとんどが楽しくやってきてプロで活躍している」と持論を語る。
 
今後もジュニアイベントを続けていく方針の勝。年が明ければ、米ツアーでの2年目が始まる。「子どもたちのいいパワーをもらったので、そのパワーを身に着けて、来年も頑張りたいと思います」。勝と触れあったジュニアたちの中から、世界に飛び立っていくゴルファーが生まれるかもしれない。(文・高木彩音)

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