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「いつ良くなるか俺たちだってわからない」連敗中にウエストブルックが漏らした本音「同じ質問に飽きた」<DUNKSHOOT>

なかなか波に乗り切れないレイカーズ。ウエストブルックが話したように、今後も状況を打開すべく模索し続けるしかない。(C)Getty Images
現地時間11月19日(日本時間20日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地TDガーデンでボストン・セルティックスと対戦。レブロン・ジェームズが2週間半ぶりに戦列復帰するも、108−130で敗れ今季初の3連敗を喫した。

この試合、レイカーズはアンソニー・デイビスが31得点、6リバウンド、3ブロック、レブロンが23得点、6リバウンド、2スティール、カーメロ・アンソニーが13得点、4リバウンド、ラッセル・ウエストブルックが12得点、6アシストをマーク。しかしジェイソン・テイタムの37得点、11リバウンド、3スティールを筆頭に、マーカス・スマートが22得点、8リバウンド、6アシスト、デニス・シュルーダーが古巣相手に21得点、6リバウンド、6アシスト、アル・ホーフォードが18得点、4アシスト、ジョシュ・リチャードソンが15得点とセルティックスの面々に活躍を許し、大差での敗北を喫する結果となった。

レイカーズはデイビスとドワイト・ハワードをセンターとして起用。これに対しセルティックスは、チームトップの平均9.2リバウンドを誇るロバート・ウィリアムズ三世、オールスターのジェイレン・ブラウンを欠くなかで、51−33とリバウンド面で圧倒してみせた。
「リバウンドだな……。そんなに難しいことじゃない。ボールを奪いに行く……シンプルなことだ」。ウエストブルックは敗因についてそう語っており、デイビスも今季最多失点を喫したことについて「俺たちは毎晩競り合うことはできる。でも問題はオフェンスじゃなく、ディフェンスにあると思う。俺たちはディフェンス面でもっといい仕事をしていかなきゃいけない」と警鐘を鳴らす。

昨季のレイカーズは、レブロンとデイビスを故障により欠く試合が多かったが、そのなかでも42勝30敗(勝率58.3%)という成績を残すことができた要因のひとつは、リーグトップのディフェンシブレーティング(106.8)を記録した守備力があったから。だが今季はその数値が同20位(108.5)までダウンしており、ここ5試合(1勝4敗)にいたっては同25位の113.9まで悪化している。
なかなか白星がついてこない現状に、ウエストブルックは「外野の連中は、皆揃ってこのチームに本当に大きな期待を寄せている。でも現実として、俺たちはまだ互いにプレーできていないんだ。でも同じ質問をされようと誰も気にしない。俺は負けるたびに毎回同じ質問をされて同じように答えることに飽きてしまった」と語り、さらにこう続けた。

「俺が言いたいのは『(状況が好転するまで)どれだけ長い時間がかかりそう?』という質問に対して、俺たちだってわからないということ。勝利した時でさえ、依然として時間を要するんだ。現実として、シーズンを通して浮き沈みは起こるもの。今はチームとして何をすべきか。そこで引き離すか、一丸となって(この状況を打破すべく)模索していくかなんだ」
苦境に立たされているレイカーズだが、21日に行なわれたデトロイト・ピストンズとの一戦に121−116で勝利し連敗を3でストップ。これで今季は9勝9敗、依然として期待された成績には程遠いが、ウエストブルックが話したように状況を打開する方法をしっかりと模索し、ここから上昇気流に乗ってほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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