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ベテラン“ならでは賞”獲得に「歴史ある大会でできて良かった」 上田桃子は次週の女子OPに向け好感触

“ベテラン賞”獲得を喜んだ上田桃子。上昇気流に乗ってナショナルオープンを迎える(撮影:上山敬太)

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇24日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>

東北唯一の女子大会は今年で記念の第50回目。今大会には記念賞が設けられた。大会10回以上出場の選手で最上位の選手には賞金30万円が贈られるが、トータル8アンダーの7位タイに入った上田桃子と穴井詩が賞金を獲得した(均等割)。

「樋口久子さんとか大先輩の頃から始めている大会なので、そういう歴史ある大会でゴルフができて良かったなと思います」とまずはロングランの大会に敬意を表し、その中で価値あるトップ10入りを喜んだ。

第1回大会優勝はその樋口。偉大な先輩は40歳を過ぎてもレギュラーツアーへの出場を続けていたが、上田にとっては大きな目標の一人。「私たちみたいに、年を重ねても頑張っている選手がチャレンジできる機会をいただいてありがたいなと思っている。長く続けているといいこともあるんだな、と感じられて良かったです」と、ベテランとしてのやりがいを改めて感じる一戦になった。

今年で37歳になった上田。そして11月に36歳の誕生日を迎える穴井。20歳前後の選手が活躍する中で、上田は昨年、一昨年と勝利を挙げ、穴井は今年2勝をマークしている。若手の壁となるベテラン勢の活躍も、女子ツアーの盛り上げに一役買っている。

次週は実力が試される「日本女子オープン」。ベテラン勢にもチャンスは大いにありそうだ。「来週に向けてすごい手応えがあったいい一日だったと思います。今週のいい準備をつなげられるようなゴルフをして、日曜日にいい位置にいられるまでは頑張りたいと思います」と、初のメジャータイトル獲得に向け気合を入れ直した上田。残りわずかのシーズンで勝利をつかみにかかる。

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