シン貧打爆裂レポート『VOKEY FORGED ウェッジ』

注目ポイント

タイトリストが、日本市場専用に開発したのが『VOKEY FORGED ウェッジ』です。2023年4月14日に発売されました。

“モダンクラシックの頂点に FORGING AHEAD.”というのが、『VOKEY FORGED ウェッジ』のコピーです。モダンクラシックという言葉で、想像するのはゴルファーによってかなり違うかもしれませんが、いずれにしても、古き良き時代みたいなものに繋がると思われます。

とはいえ、モダンクラシック詐欺というか、言葉だけで、全くダメダメなものもたくさんあったので、そのワードを信じていないゴルファーもいます。しかし、新しい『VOKEY FORGED ウェッジ』にはビックリするはずです。

表面的には、普通の『VOKEY ウェッジ』と変わらなく見えますが、アドレスビューが大きく違うのです。曲線が多く、特にネック付近の処理とラインは、『VOKEY ウェッジ』のファンからすれば、逆に、これはちょっと嫌だなぁ、と感じる人のほうが多いかもしれません。言葉が難しいのですが、「和顔」なのです。日本のゴルファーが20世紀に愛して、熟成させたシェイプです。ボールを包み込むようなヘッドデザインなのです。

また、ヘッドの大きさも小さくシャープです。
構えただけで『VOKEY FORGED ウェッジ』に惚れるオールドゴルファーが、たくさんいると思います。

『VOKEY FORGED ウェッジ』は、昔の復刻ウェッジではありません。2023年の最先端のテクノロジーであるタイトリスト独自の「CO-FORGING製法」と「マルチマテリアル構造」を融合させました。軟鉄鍛造する際に、別の金属を狙った場所に設置して、一緒に鍛造するのです。これで、ロフト別に重心位置を狙った場所に合わせることが可能になったのです。

初代の『VOKEY FORGED ウェッジ』から12年。7代目になる『VOKEY FORGED ウェッジ』は、一気に完成したと言わんばかりです。

『VOKEY FORGED ウェッジ』は、構えただけでわからせる凄みすら感じさせます。
マジかよ、と思いつつ試打ラウンドに突入しました。

試打した日は、曇りで、気温は12℃~19℃。強風でした。
使用したボールは、使い慣れていて、ウェッジの影響に集中できる『TOUR B X』です。

『VOKEY FORGED ウェッジ』のシャフトは、ダイナミックゴールド。
50M(50度 Mグラインド)、56M(56度 Mグラインド)、56K(56度 Kグラインド)を試打しました。

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