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ドライバーがグダグダも、鈴木磨夜が初日最多の7バーディ奪取で首位タイ発進 「グリップ変更してアイアンショットがよくなった」

アイアンが好調でこの日最多の7バーディ奪取 首位タイスタートを決めた鈴木磨夜(撮影:米山聡明)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第6戦 PGMシリーズ Cool Cart CUP◇27日 初日◇PGMマリアゴルフリンクス(千葉県)◇6327ヤード・パー72>

マイナビネクストヒロインゴルフツアー第6戦「Cool Cart CUP」の初日が終了。7バーディ・1ボギーの6アンダーで首位タイに立った鈴木磨夜は、「アイアンショットがよかった」と振り返った。

「今日はドライバーショットがグダグダでした。フェアウェイを6回しかとらえられなかった」と話す一方で、「アイアンショットでチャンスにつけられた」と初日最多の7バーディを奪った要因を挙げた。

アイアンが好調な理由は、「グリップが気になり握り方を変えたら、まっすぐ飛ぶようになって、曲がり幅が減った」からだという。「フックグリップが強すぎて、下からクラブが入り、引っかけのミスが多かった」ため、フックグリップの度合いをゆるくした。「今年の3月くらいから変え始めて、やっとよくなってきました」と、笑顔を見せた。

今大会のコースは、鬼才と呼ばれるピート・ダイの設計。「グリーンが難しい」と多くの選手が話していたなか、鈴木は「そこまで長い距離が残らなかったので、難しさはあまり感じませんでした」と、アイアンショットの好調さがうかがえる発言を残していた。

しかし、「私メンタルが弱くて」と最終ラウンドに向けて不安材料も挙げた。「実はきょうの18番でも、(スコアを確認して)トップだと思ってグリーンに行った瞬間、バクバクで。3パットしたらどうしよう」と、不安に襲われていたと明かした。

明日は「優勝を意識すると心臓がバクバクしちゃうので、いつもどおりできたらいいかなと。あまり考えすぎずにラウンドしたいです」と、控えめなコメント。鈴木がプレッシャーを跳ねのけられるか、2日目の18ホールに注目だ。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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