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原英莉花・藤田さいき・穴井詩……契約フリーの飛ばし屋を“侵食”する、ヤマハ『RMX VD』FW

契約フリーの飛ばし屋たちは、ライバルの「スプーンディスタンス」を見逃しません!(撮影:GettyImages)

ドライバーの平均飛距離は「ドライビングディスタンス」と呼ばれて順位付けされているが、FW、特にスプーン単体の平均飛距離を計測するスタッツはない。が、普段から戦友たちの実力を肌で感じる選手たちは、ライバルの「スプーンディスタンス」を注視している。

■藤田さいきの飛ばしが起点!2発のOBも継続使用

「[MX]() VD』FWに切り替えた経緯をこう明かす。

「昨年から契約フリーの藤田さいきプロが『RMX VD』FWとUTを使用してくれていますが、彼女が今年すごく距離を伸ばしているんですよ。(平均飛距離4位)穴井プロいわく【1Wで10負けて、3Wで20負けてる】。そこまで差があるとは思えませんが、穴井プロの肌感では、1Wと3Wで計30yd近いキャリーのビハインドがあるとか。

そこで【FWを試したい】との要望に応え『R[ヤマハ]()・ツアー担当)

藤田の「スプーンディスタンス」に追いつくため同じ3Wを投入したが、2発もOBすれば、普通、翌週使わないはず。ところが、穴井は「サントリーレディス」でも『R[ヨネックス]()レディスで2位タイ、サントリーレディスで2位)

■契約フリーの原英莉花も『RMX VD』3Wを継続使用

また、今年から契約フリーになった原英莉花(現在ドライビングディスタンス3位)も「ほけんの窓口レディス」から『RMX VD』3Wを継続使用しており、他にも契約外で成田美寿々や阿部未悠らも使用中とか。他社の3Wと何が違うのか?

「成田プロはトラックマンでキャリー225ydを越えることに驚いていましたし、原プロも打ち出しが高いことを評価してくれました。穴井プロと藤田プロもヘッドスピード45m/s以上と速いのですが、穴井プロは240yd近いキャリーに伸びたようです。βチタンフェースの初速に加え、低スピン過ぎず高打ち出しでキャリーを伸ばしやすい点が他社とは違うと思いますね」(同)

また、契約フリーの飛ばし屋たちだけでなく、女子ツアーを支える重鎮にも『RMX VD』FWの飛びの噂が広がっているとか。

「ゴルフキャスターの戸張捷さんが気に入ってくださり、プロアマで各企業のトップの方々に勧めてくださっていて、本当に有り難い限りです。また、樋口久子さんからも【飛ぶらしいじゃない】とリクエストがあり、3・5・7Wを納品させていただきました」(同)

ドライバー以上に、飛ぶ3Wのニーズが高い女子ツアー。届く・乗せられる範囲が広がるなら当然のことだが、もし「スプーンディスタンス」が計測される日が来るなら、今とはFWの勢力図が変わりそうだ。

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