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大記録かかる満身創痍のタイガー・ウッズ 第2Rはカットライン上で残り7ホールへ

タイガー・ウッズの組には一番多くのパトロンたちがついている(撮影:GettyImages)

<マスターズ 2日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
 
21年の自動車事故で大ケガを負った右足をかばいながら歩く姿が、パトロンたちの心を打っている。タイガー・ウッズ(米国)がショットを放てば「タイガー!」と沸き、歩いているときでさえもその背中を押すように声援や拍手を送る。

初日はトップと9打差の2オーバーと出遅れたウッズ。この日は6番までパーを並べて、きのうボギーとしている7番パー4を迎えた。ティショットを右に曲げて、セカンドはレイアップ、3打目のアプローチでグリーンオーバーしてしまい、連日のボギーとなる。しかし、続く8番ですぐさまバウンスバック。スタート時点のトータル2オーバーで11番ホールを終えたところで、この日2度目の中断のホーンが鳴り、そのまま順延が決まった。カットライン上の暫定50位タイで明日に臨む。
 
6番パー3ではピンの根元を指すティショットを放ち、まだまだ戦える姿を見せている。しかし、初日を終えたあとにはっきりと右足は「痛い」と語っており、気温がグッと下がる明日は痛みが増す可能性が高い。さらに、あすは第2ラウンドの残り7ホールと、第3ラウンドの18ホールを合わせた25ホールを消化しなければならないため、より足に負担がかかる厳しい戦いとなりそうだ。
 
現在、出場22回連続(1997-2022)で予選通過しており、今年はゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)とフレッド・カプルス(米国)と並ぶ23回の最長記録がかかっている。まずは2つのパー5を含む第2ラウンドの残り7ホールで、1つでも伸ばして予選を通過し、週末も世界中のゴルフファンを勇気づけるプレーをみせたい。

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