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インスタフォロワーは3000人→“爆上がり” プロテストトップ合格・清本美波のオフの課題は?「ここから上に行くしかない」

スーツで落ち着いた雰囲気に? 清本美波が“上を目指して”いく(撮影:上山敬太)

今年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストでトップ合格を果たした清本美波は、そこからの“状況の変化”を楽しんでいるようだ。12日からは協会が実施する新人セミナーに出席。「こういう服(スーツ)を着て、学校では学べないことを学べて楽しかったです」と、テーブルマナーなどの講習が行われたセミナー初日を振り返った。

現在、愛知県の誉高に通う高校3年生ながら、11月3日に終わったプロテストでは、2位に5打差をつけてのトップ合格。ここ数カ月は1次から出場したプロテストに始まり、QT、そして新人戦と息つく暇もない時間を過ごしてきたが、それもようやくひと段落した。「新人戦からセミナーまでのあいだは東京観光をしました。新人戦後には渋滞していたので木更津のアウトレットに寄ってコスメと服を買いました」と、つかの間の休息を楽しむこともできている。

今月1日まで行われていたファイナルQTは100位に終わり、来季開幕時の主戦場は下部のステップ・アップ・ツアーとなる。さらに“96期生No.1”を争う新人戦も19人中13位タイという結果になり、これについては決して満足いく結果とはいえない。「プロテストに合格はできたので、ここから上に行くしかない。オフをしっかりと有意義に使いたい」と、その悔しさをここからの発奮材料にしていく。

今冬の課題として「体力面」の強化を挙げる。ツアー転戦では、3日間、ないしは4日間の大会を終えるとすぐに次の会場へ移動し試合…という流れが1年間続いていく。ルーキーにとっては未知のペースになるだけに、それに耐えうる体力を養いたいというのが今考えていること。年明けには国内もしくは海外での合宿も計画中。そこでは「苦手です(笑)」と話す持久力や瞬発系のトレーニングにもしっかりと時間を割き、弱点克服を目指していく。

15日まで行われる新人セミナーは、13日の2日目以降オンラインに変わるが、まだまだ講義は続いていく。数あるカリキュラムのなかで強く興味をひかれるのが『SNSの使い方』に関する講習だ。「トラブルに巻き込まれないように。SNSが流行っているので慎重に使っていきたい」と、“プロとしての言動”をしっかりと学ぶつもり。

プロテスト前には3000人程度だったインスタグラムのフォロワーは、現在2万2000人を超えている。「有名人からもフォローされて『すげ~』って感じです(笑)。湘南乃風のリーダーさんもフォローしてくれて『やばっ』て。ゴルフがお好きなんですよね」。注目度急上昇の現状については、困惑よりも「楽しいし、うれしいという気持ちが強いです」。プロ向きのメンタルをもつルーキーは、来年の春からギャラリーを大いに盛り上げてくれそうだ。

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