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“想定外”の強風でも「しっかり耐えられた」 久常涼は2ホール残して2日目へ

久常涼は1アンダー・暫定47位タイ。あすは後半8番から競技を再開させる(撮影:GettyImages)

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇11日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

日没サスペンデッドとなった第1ラウンド。米ツアーメンバーとして初戦を迎えた久常涼は後半7番までを終えて、1アンダー・暫定47位タイにつけた。現地時間の午前7時30分から競技を再開させる。

午後スタートだった久常は、10番パー4をバーディ発進。そのあとは強く吹く風にも耐えながらパーでしのぎ続け、前半を1アンダーで折り返した。後半は雨も降りだして気温も下がり、ハワイとは思えないほどの寒さの中でのプレーとなった。3番パー4でスコアを1つ落とすも、サスペンデッドになる寸前の7番パー3でバーディを奪い、スコアを戻してホールアウトとなった。

「(3番でのボギーは)ちょっと消極的になっちゃって、選択をミスってしまった。もったいないミス。1カ月ぶりの試合だったから、なかなか自信を持って打ち切れなかった。だけどそこから取り返せたし、まだ9番(パー5)が残っているので。あしたしっかりバーディフィニッシュができればいいかな」と、バーディ締めからの第2ラウンド突入を思い描く。

悪天候の想定はしていたが「こんなに(風が)吹くとは思っていなかった。みんな苦戦はしていると思うけど、トップのキャメロン・デービスは午後組で7アンダー(実際は8アンダー)とかでしょ。すごいですよね、本当に」と苦笑する。「頑張らないといけないな。しっかりアグレッシブに攻めて行かないと、このフィールドでは全然戦えない。それは感じます」と米ツアーのレベルに圧倒されている。

きょうの自身のプレーについては、「しっかり耐えられるところは耐えられたので、まあ、良かったんじゃないかな」と評価した。「予選カットまであと20ホール。しっかり上を見て、トップの選手を追いかけられるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

ルーキーイヤーとして挑む今シーズン。「まずはシードを取れるように。毎試合、毎試合頑張ることが大事」。目標に向けて、まずは予選通過を果たし4日間戦い切りたい。(文・高木彩音)

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