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畑岡奈紗が1カ月半ぶりの60台も“物足りない” 課題のパットは一進一退

畑岡奈紗は久々60台で笑顔。2日目はさらなるビッグスコアを狙う(撮影:ALBA)

<メイバンク選手権 初日◇26日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

「あと3つはいけた」と振り返る初日のラウンドは4バーディ・1ボギーの「69」。3アンダーのプレーは満足とはいかないまでも、「久しぶりの60台なので、まずまずかな」と1カ月半ぶりに70を切り、胸をなで下ろす。

ショットの調子は決して悪くないが、最後のパッティングがカップに沈まない。この日もそんなシーンが続く展開。「チャンスには思ったよりもつけられたと思いますけど、やっぱりパッティングはもう一つでした」と悔しさも残る。9番では5メートルの下りのパットを沈めるなど、兆しも出てきたが「下りのほうがすーっと伸びてくれるので」と、ラインに乗せやすかったことも奏功。連日の雨もあって上り、逆目はとにかく重い。2日目以降は、ここへの対応が必要となりそうだ。

251ヤードに設定された打ち下ろしの14番パー4では、ピン奥2メートルに1オン。このイーグルパットが決まらずバーディとなったのはもったいなかったが、好調のショットは2日目以降も生きてきそう。「ミドルアイアンでもしっかり(ピンハイに)キャリーで打っていかないとチャンスにつかない」と、ピンデッドの攻め方を続けていけば、バーディラッシュでの道は開けていくはずだ。

畑岡がラウンドを終えてから、約1時間後には雷雨のため競技が中断。ホールアウトできたことは救いだ。「あしたからどうなるか分からないけど、しっかり休んで、頭をフレッシュな状態にして」。首位が9アンダーとバーディ合戦の様相を呈している。さらに攻撃モードに切り替えて、上位進出を狙う。(文・高桑均)

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