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わずか1試合で生涯獲得賞金を上回る選手も! “総額15億円超”の全米女子OPで選手たちはいくら稼いだ?

名誉とビッグマネーが詰まった大会が終了した(撮影:GettyImages)

<全米女子オープン 最終日◇9日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>
 
今年の“女子ゴルファー世界一決定戦”は、初めて女子のメジャー大会が名門ペブルビーチで行われたこともそうだが、『史上最高額』と騒がれた昨年をさらに100万ドルも上回る、賞金総額1100万ドル(約15億6200万円)がかけられたことでも話題になった。ツアー初優勝をメジャー制覇で成し遂げたハワイ出身の25歳、アリセン・コープスは、この1勝で大きな名誉とともに200万ドル(約2億8400万円)もの大金をつかんだ。

最終日に「68」をマークし、トータル6アンダーでチャーリー・ハル(イングランド)とともに2位タイになった申ジエ(韓国)も、96万9231ドル(約1億3763万円)と“億超え”の報酬をゲット。今季すでに2勝を挙げるなど国内ツアーでも好調で、ここまでの12試合で1億1904万277円を稼いでいるが、それをわずか1試合で超えたと考えると…、これがいかに高額であるかが分かる。

惜しくも優勝を逃し4位タイに終わった畑岡奈紗も、48万2136ドル(約6846万円)を獲得。6位タイに続いた古江彩佳も36万9403ドル(約5245万円)と、優勝賞金と言われてもなんら不思議ではない額を1試合で稼ぎ出した。

13位タイで4日間を終えた国内組の木下彩は、さぞ驚くことだろう。16万7641ドルは、現在のレートで日本円に換算すると約2380万円。日本ツアーなら高額大会での優勝賞金に匹敵する額を手にすることになる。2018年にプロ入りした木下の生涯獲得賞金は2199万2650円だから、なんと1試合でそれを超えてしまった。開幕前から「お金を稼ぎたい(笑)」と話していたが、太平洋に面するリンクスコースで十分満足いく“釣果”になったのではないか。

なお以下は20位タイの笹生優花が10万6269ドル(約1509万円)、33位タイの西郷真央が5万93ドル(約711万円)といった塩梅だ。71位タイに終わった勝みなみも、2万876ドル(約296万円)を持ち帰る。さらに予選落ちしたプロ58人にも一律8000ドル(約113万円)を支給。渋野日向子、山下美夢有ら悔しい思いをした選手たちも、“手ぶら”で帰ることは免れられる。

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