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日本でイーグル量産も今季はゼロ… 勝みなみは決勝Rから攻めへ「がっつきたい」

あとわずか… 糸口を模索する勝みなみ(撮影:ALBA)

<マイヤーLPGAクラシック 2日目◇16日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6638ヤード・パー72>

思うようにスコアを伸ばせなかった1日となった勝みなみだが、カットラインギリギリで予選を突破。2バーディ・2ボギーの「72」と静かなゴルフに終わったが、まずは2戦連続で決勝ラウンド行きを決め、一安心だ。

何かがかみ合わないと悩む日々は続くが、この日もその傾向は同じだった。「あと一筋とか数センチとか、距離感が合わずに入っていなかった。一つ入ればどんどん決まるとも思うし、修正して明日に臨みたいです」。グリーン上でストレスはたまるが、「その一つを早くつかめるように」と残り2ラウンドで糸口を探す。

決して悪い状態ではないと自分に言い聞かせながら前を向く。「ボギーになりそうなところもパーで粘ったりできた。流れを悪くしなかったのはえらかった」。気まぐれな風に手こずったが、「打った瞬間にアゲンストになったり、それは仕方ないと思って切り替えた」と受け入れ、悲観はしていない。

7番パー3では、ティショットで右足が滑りキャディもびっくりするほどのミスショットに。大ダブりでボギーとするアクシデントもあっての予選通過は「結構耐えました」と評価。いまはガマンの時だが、状況を打開するためには何かが必要と考える。「予選はそんなにがっつかなくていいかなと思っています。決勝からがっつきたいなと。明日はがっつきたい」と、ここからは攻めに転じるつもりだ。

日本ツアーでは2019年にイーグル数9コで2位となり、統合した20-21年シーズンは13コで1位。昨年は7コで3位と、飛距離も出る勝にとってはパー5が5つあるこのコースでは一気にスコアを縮めるチャンスといえる。ところが今年は日米ツアーで“ゼロ”。持ち味を生かし2オン可能なパー5で流れをつくり、ビッグスコアへとつなげ最終日に向かう。(文・高桑均)

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