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クアドラプルボギーとは? マット・クーチャーが痛恨のプラス“4打”を動画で振り返る

痛恨のミスもラウンド中は穏やかな表情のマット・クーチャー(ワールドワイド・テクノロジー選手権で)(撮影:GettyImages)

米国男子ツアーは公式インスタグラムを更新。「ワールドワイド・テクノロジー選手権」でマット・クーチャー(米国)が15番パー4で痛恨のクアドラプルボギーを叩いてしまったことを動画で公開した。

本大会の上位陣はスコアを伸ばしあいながら激しい首位争いを演じていた。大会3日目、首位とは2打差のトータル14アンダー・2位でスタートしたクーチャーは、14番ホールまでに10打スコアを伸ばして2位に6打差をつけて首位に立っていた。

ところが、「His lead shrinks from six to two shots(彼はリードを6打差から2打差に縮めてしまった)」と投稿に書かれてあるように、クーチャーは痛恨のクアドラプルボギー(トリプリボギーの1つ先、1ホールで4打オーバー)を叩いてしまったのだ。

ティショットは左にOB。打ち直し後の第4打はグリーンの左に外してしまう。そこからロブショット、ランニングとアプローチを試みたものの、グリーンの傾斜に跳ね返されてしまった。3回目でようやくグリーンに乗せ、パッティング沈めプラス4打の“8”を叩いてしまった。

大会が開催されたエル・カルドナル ゴルフコースは、タイガー・ウッズ(米国)が設計したコースで、今シーズンから本大会の会場となった。プロにとってはイーグルを狙いやすいホールもある一方、このような罠も随所に仕掛けられていた。

それでもクーチャーは大会3日目を1イーグル・9バーディ・5パー・2ボギー・1クアドラプルボギーの5アンダー「67」でラウンド。トータル19アンダーで、カミロ・ビジェガス(コロンビア)と首位タイでその日を終えた。

最終日、クーチャーは6バーディ・ノーボギーとスコアを伸ばし首位の座を守っていたが、18番ホールで同組のエリック・ヴァン・ローエン(南アフリカ)にイーグルを決められ、逆転優勝を決められてしまった。
 
クーチャーは1978年生まれの45歳。これまでに米国ツアーで通算9勝、欧州ツアーで1勝、シンガポールで開催された日本ツアー「SMBCシンガポールオープン」でも優勝している。2010年には米ツアー賞金王に輝き、16年のリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得。来期以降もまだまだ活躍が期待されるベテラン選手だ。

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