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LIV組のB・デシャンボーが『65』好発進 「熱いスタートを切るのはいつも気持ちがいい」

初日を暫定首位で終えたブライソン・デシャンボー(撮影:GettyImages)

<マスターズ 初日◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

悪天候でトップスタートが約2時間半遅れる事態となった海外メジャー初戦の「マスターズ」。第1ラウンドは日没サスぺンデットとなった。そのなかで18ホールを回りきれたブライソン・デシャンボー(米国)が7アンダーで暫定首位に立っている。

出だしから3連続バーディを奪い、好スタートを切ったデシャンボー。雨は止んだものの、「きょうは風が強くて」と悪コンディションのなかで行われたが、ボギー1つの8バーディを獲得し「65」をマーク。「熱いスタートを切るのはいつも気持ちがいい」と笑顔で一日を振り返った。

「(風が)あすも厳しい一日になることは分かっていた。このコースは我慢が必要だし、全てのショットがかみ合わないといけない。メジャーで、特にここで勝つには、すべてが上手くいかないといけない」と悪天候が見込める第2ラウンドも慎重に挑んでいく。今年は忍耐力がカギとなるようだ。

しかし、すべてがスムーズに進んだわけではなかった。15番パー5ではティショットを右の林に入れてしまい、木がグリーンを遮るシーン。「怖いショットだったし、多分やらない方が良かったんだろうけど、いちかばちかで打った」。パトロンに囲まれるなか、ピン奥5メートル弱につけ2オンに成功。ピンチをチャンスにつけ、2パットのバーディでスコアを伸ばした。

アマチュア時代に初出場した2016年のマスターズでローアマチュアを獲得し、同年にプロ転向。当時のことを「最高の出来事の 1 つ」と話した。翌年「ジョンディアクラシック」でツアー初優勝を挙げ、20年の「全米オープン」でメジャー初Vを飾っている。米ツアー通算8勝を挙げ、22年からLIVゴルフへ移籍し2勝を果たしている。今年で8度目となるマスターズでメジャー2勝目を狙っていく。

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