ゴルフのフライヤーとは? 飛距離が伸びすぎる原因と対処法

1.フライヤーは想定より飛びすぎてしまう現象

フライヤーとは、主にボールとフェースの間に芝や水滴が挟まることで、いつもよりもスピン量が減り、ヘッドスピードやライにもよりますが、10~20ヤードほどキャリー(ボールが地面に最初に着弾するまでの距離)が伸びてしまう現象です。スピン量が少ない分、着弾後のラン(着弾してからボールが止まるまでの距離)も長くなります。

夏の生い茂ったラフはもちろん、雨上がりで芝に水滴が残っているときや夏で芝が長く伸びているときはフェアウェイでも、フライヤーが起きる可能性があります。

フライヤーするとどうして飛距離が伸びるの?

飛距離が伸びる理由は、スピン量にあります。同じ角度、同じ速さで打ち出されたボールであっても、スピンの量によって飛距離は異なります。スピン量が多いほど上方向に進む力が働き、スピン量が少ないほど前方向に進む力が働きます。

そのため、フライヤーが起きて本来かかるはずの(バック)スピンがかからないと、上方向よりも前方向に進む力が強くなり、飛距離が出てしまうのです。

フライヤーはヘッドスピードが速い人だけに起きる?

上述したとおり、フェースとボールの間に芝や水滴などが挟まると起きるため、ヘッドスピードの有無にかかわらず、どんな人でもフライヤーする可能性はあります。

ただし、ヘッドスピードが速い人のほうが、遅い人に比べてフライヤーしやすくなっています。ヘッドスピードが速い人のほうがフライヤーが起きる頻度が高いのは、長い番手でもラフの抵抗に負けずに振り切れることが要因です。いつも通り打てるものの、スピン量は落ちてしまうため、飛距離が伸びてしまうのです。

一方で、ヘッドスピードが遅い人の場合は、長い番手のときに、ラフの抵抗に負けることも多いため、フライヤーはしづらくなっています。

2.フライヤーのメリット・デメリット

フライヤーによって距離が出すぎるということは、悪い側面もあれば、もちろん良い側面もあります。ここでは、フライヤーのメリットとデメリットを一つずつ紹介します。

フライヤーのデメリット:グリーンをオーバーしスコアが崩れやすい

フライヤーのデメリットは、縦距離が合わなくなってグリーンを捉えきれず、スコアが崩れやすい点です。日本では、手前が低く、奥が高い、いわゆる「受けグリーン」が一般的です。そのため想定よりも飛距離が伸びてしまうと、難しい下りのパットが残ってしまうのです。

下りのパットは距離感が合わせづらく、打ちすぎると転がるので長い距離をオーバーし、ショートすると再び下りのパットが待っており、とスコアを崩す可能性が高まってしまいます。

フライヤーのメリット:番手以上飛距離を稼ぐことができる

ロングホールのセカンド・サードショットのような距離を稼ぎたい場面で、フライヤーが役立つこともあります。例えば、パー5で残り300ヤード。普段は7番アイアンで150ヤードという人が、ラフから打って160~170ヤード稼げれば、サードショットをより楽に打てる可能性があります。

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