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渡米まで残り1試合 西村優菜は開幕戦で手応え「これからが楽しみだと思える4日間」

西村優菜はトップ10で国内開幕戦を終えた(撮影:福田文平)

<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇5日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

髪をバッサリと30センチ切って開幕戦に臨んだ西村優菜。今週、来週と日本で2試合を戦った後、「LPGAドライブオン選手権」(米アリゾナ州・3月23~26日)から米ツアーに参戦する。その2023年初戦はトータル3アンダー・9位タイ。「スイングの部分で意識していることができる回数が初日よりは増えているというのはあった。そこはすごく大きな収穫かなと思います」と振り返った。

米ツアー参戦を見据えてこのオフはスイング改造に着手。「少しでもブレないように、手先で調整しないように」と、ダウンスイングで左ヒザが流れる癖を修正しようと取り組んでいる。開幕前は「完成度は50%くらい」と不安を口にしていたが、冒頭のコメントのように試合の緊張した場面でも、日を追うごとに新しいスイングで振れる回数が増え、手応えを感じている。

そんな調整中のスイングと、難しいコースコンディションのなか、初日と最終日はボギーフリーを記録。初日のボギーフリーは西村ひとりだけ。ティショットのOBでトリプルボギースタートとなった2日目、そして3日目もイーブンパーでしのいだ。「グリーン周りのレベルアップはできているんじゃないかな。これからが楽しみだと思える4日間だった」と、成長を感じている。

一方で、「強いて言えば、ウェッジの縦の距離感が合っていなくて、そこでチャンスを作れなかったぶん、バーディ数が少なかったのが反省。そこはまた向上するためにいっぱい練習しなきゃと思う」と課題を口にした。

「60点くらいかな」という開幕戦。来週の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」が渡米前の国内最後の試合となる。「試合勘がなかった状態で緊張しながらのプレーではあったんですけど、そのなかで自分がやりたいことも徐々にできるようになってきて、できてないところも自分で感じながらできた4日間だった。次につながる試合になったかなと思います」と開幕前より晴れやかな顔を見せる。オフの取り組みを自信に変えながら、1打1試合を大切にプレーしていく。(文・下村耕平)

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