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“練習の虫”稲見萌寧、クラブから離れた1週間に不安も…「意外と打てた」

プロアマ戦で元気な姿をみせた稲見萌寧(撮影:鈴木祥)

<パナソニックオープンレディース 事前情報◇27日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6656ヤード・パー72>

体調不良により2週間前の国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディース」を欠場し、のちに新型コロナウイルスへの感染を明らかにしていた稲見萌寧が今週から復帰。開幕前日にはプロアマ大会にも参加し、元気な姿をアピールした。

当時の体調については「寝る前に鳥肌が立って悪寒がして、寝れば直るかなと思ったけど、熱も出た。3日間くらいは熱があって関節痛がひどくて」と説明。それでも後遺症はなく、「ずっと引きこもっていた」という隔離期間を経て、発症からおよそ1週間後には球を打つことができた。

毎日10時間以上クラブを握り“練習の虫”として知られる稲見にとって、「1週間まるまるショットを打たなかったのは人生で初めて」。復帰の時には心配もあったが、「意外と打てるもんだな」と練習を再開。自宅から車で通えるコースともあって、今週は火曜日からコースに姿を見せて、調整を重ねている。

直近2試合では予選落ちを喫しているが、4月初旬から取り組んでいるスイング“再”改造には少しずつ手ごたえも。「前とは違う感覚ですけど、おニューな感じで(笑)」と、持ち味のショット力にも徐々に自信を取り戻し始めている。

今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパス杯」まで残り1週間を切っただけに、この“前哨戦”で調子を上げていきたいところ。「試合勘が離れてしまった感覚があるので、そのなかでいまやっていることをやり切れるように。リハビリ感覚ですけど、うまく回って予選は通りたいです」。控えめながらも、ツアー通算12勝を誇る元賞金女王は抱負を語った。

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