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“ありのまま”の蝉川泰果で同コース2年連続Vへ「感情の起伏があると思うんですけど(笑)」

昨年「日本オープン」を制した蝉川泰果が思い出の地に凱旋した(撮影:佐々木啓)

<ACNチャンピオンシップ 事前情報◇4日◇三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)◇7295ヤード・パー72>
 
蝉川泰果が思い出の地に戻ってきた。今回の開催コースは昨年10月の国内メジャー「日本オープン」が行われたコースで、蝉川がアマチュアとして95年ぶりとなるナショナルオープン制覇を成し遂げた舞台だ。

プロアマ戦後の蝉川に、当時のことについて聞くと「ちょこちょこ思い出すことはあったのですが…」と目線を落として答える。というのも、今大会の開催地と同じ兵庫県で先々週行われた「パナソニックオープン」で予選落ちとなったことが引っ掛かっていたからだ。「すごく良いイメージの中で、予選落ちしちゃったのもあるので、自分の中ではビビりながら迎える試合になると思います」と心のうちを明かした。

しかし、昨年同じコースで優勝を挙げているからこそ「良いプレーをして優勝をしたいだけですね」と勝ちにいく姿勢を見せた。これまで感情を表に出すことを抑えていた蝉川は、「あまりポーカーフェイスになりすぎないように。悔しいなら悔しいしみたいな。逆にそっちの方が自分としてはすっきり回りやすいかなぁ」とプレー中の自身の在り方を変えることになった。

今大会は「プライベートゴルフのような感じで。感情の起伏があると思うんですけど(笑)」と話した蝉川。そのときどきに感じる気持ちを我慢せずに、“ありのまま”の姿で今週は挑む。(文・高木彩音)

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