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ゴルフ「緑の甲子園」 強気のプレー奏功の日章学園が高校女子団体連覇

チームを牽引した荒木優奈(撮影:山代厚男)

<Sky presents 2023年度全国高等学校ゴルフ選手権大会 文部科学大臣旗争奪 第44回女子団体の部 最終日◇6日◇サンヒルズカントリークラブ イーストコース(栃木県)◇6241ヤード・パー72>
 
栃木県のサンヒルズCCイーストCで行われた「2024年度全国高等学校ゴルフ選手権大会」高校女子団体の部。「緑の甲子園」と呼ばれる同大会で、初日トップに立った日章学園(宮崎県)が、8月6日の最終日もスコアを10個伸ばし、トータル405ストローク(27アンダー)で大会連覇を遂げた。

団体戦のフォーマットだが、出場選手4人の中からスコアのいい3人の合計ストロークで争われることもあり、チームの団結力が勝敗の行方を大きく左右する。「連覇が目標で緊張感もあったのですが、みんなで心を一つにして強気に攻め続けたのが優勝できた要因だと思います」と、4人は笑顔で口をそろえた。

特に、最終日にスコアを8つ伸ばした荒木優奈(3年)は、「6番のパー5でイーグルが取れたのが大きかったです。残り距離が230ヤードぐらいあり、グリーン手前のバンカーが嫌だねとみんなで話していたのですが、今日は『攻める』と4人で決めていたので思いきって打ったら、ピンそば2メートルに寄りました。ウッドの調子は悪かったのですが、気持ちでプレーすることでうまくいったと思います」。

キャプテンとしてチームをまとめた菅楓華(3年)も、「全体的に調子は今一つでしたが、最終18番で2オンに成功してバーディが取れ、1アンダーにできたのがよかった。普段はレイアップする距離ですが、狙ったことが好結果につながりました!」と、攻める姿勢を最後まで貫いた。

「今日はドライバーの調子がよかったのですが、16、17番で連続ボギーをたたき少し焦りました。でも、私もキャプテンと同じように18番で2オンを狙いバーディが取れた。最後まで攻め続けたのが良かったと思います。自分も菅先輩のように、みんなを引っ張っていく努力をして、来年は3連覇を目指します」(次期キャプテンを任される福田萌維、2年)

「印象に残っているのは2番。2オンを狙って曲げてしまい、左のバンカーに入れたんですが、ピンが奥の難しいバンカーショットを50センチにつけてバーディをとれたことでリズムをつかみました」(随所に光るプレーを見せた荒木七海、1年)

なお、8月8日からは2日間の日程で個人戦が行われる。

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