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原英莉花が目指すリベンジ 米国再挑戦も「視野に入れて頑張ります」【プロゴルファー・新年の誓い】

原英莉花はリベンジを目指す(撮影:福田文平)

年も明け、いよいよ2024年がスタート! それはゴルフ界にとっても、新たなシーズンの始まりを意味する。昨年もさまざまな“喜び”、“悔しさ”などを味わった選手は、いったいどんな思いを胸に、その新たなシーズンに臨むのか? “新年の誓い”を紹介していこう。今回は米ツアー再挑戦を目指す原英莉花。

昨年5月に持病の腰痛が突然悪化し、急きょ椎間板ヘルニア手術を行った。今後の選手生命に関わってしまうような大きな決断を下したことになったが、リハビリを繰り返して、3カ月後に復帰。そして10月「日本女子オープン」で勝利を飾った。20年大会に続く2度目の“日本一”に輝き、それは復帰わずか8試合目のことだった。

そして、かねて思い描いてきた『海外挑戦』の一歩目も踏み出した。米国女子ツアーの出場権をかけた「Qスクール」にセカンドステージから出場。日本一になってわずか2週間後に迎えたこの戦いでは、再び得た自信も胸に、順当に突破圏内でプレーを進めていた。だが、3日目終了後、スコア誤記による過少申告でまさかの失格。思いがけない形でその道は閉ざされた。

「ほんっとにいろいろあった。自分がそれぞれ決断したなかで結果が出せましたし、反省するところもたくさんある。いい1年だったと思う」。国内ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、良いも悪いも経験した23年をこのように前向きに振り返りながら、新年への思いを語った。米国への再挑戦は「視野に入れて頑張ります」と意気込み、そのために、現在96位の世界ランキングを75位以内に上げて、ファイナルステージから出場することを目標に掲げる。

そのために、これまでは腰への影響を考えて「ケア中心にこわごわやっていた」という体作りにも、より注力していく。「その部分(ケア)は忘れずに大事にしていきたいけれど、走り込みやジャンプ系はできなかったからそれをメインにやりたい」と、汗を流しながら冬を過ごしている。

「いままでというよりは、これからもっと良くなっていけるように体作りを頑張りたい」。さらにパワーアップした“ニュー・エリカ”の新シーズンでの快進撃と、悔しさを晴らすリベンジに期待したい。

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