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帰国直後、すぐに始めた“小さなこと”【36歳・藤田さいき、初の海外メジャー回想】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

藤田さいきが海外メジャーで気づいた小さなこととは?(撮影:福田文平)

AIG女子オープン」に36歳にして海外女子メジャーに初出場した藤田さいき。結果としてはトータル19オーバーの142位だったが、悔しさとともに持ち帰ってきたものは少なくなかった。その証拠として復帰戦となった「CAT Ladies」では7位タイ、さらに「ニトリレディス」では5位タイといきなり好成績を残した。ベテランは異国の地で何を感じ、どう変わったのか。帰国直後のインタビューから紐解いていきたい。

17年前の藤田さいき【写真】

冒頭で藤田は「スコットランドに行った記憶がない(笑)」と言った。それは冗談のようでもあったが、同時にこれまで戦ってきたプライドを感じさせる言葉でもあった。そこから少しずつ、少しずつ「あっという間だった」という一週間について話してくれた。今回は帰国直後から始めたことについて。

—全英を経て日本の試合への気持ちは?
もうちょっとこうしたらゴルフがうまくなる、強くなるということが素直に道として見えてきた。全部いじっちゃうとおかしくなっちゃうし、いじる必要もないと思う。そうじゃなくて、もっとこうしたら強くなるなとか、優勝に近づくなという気持ちは出てきました。

—大きく変えることだけがいいわけじゃないですよね?
大きく変える必要はないですからね。変な話、そこは道具に頼ってもいい部分だし、自分のなかではこうしたいなというのが日本にいたときはあったけど、向こうの人たちは極端な話、打ち方とか関係ないじゃないですか。本当に気持ちが強いとかタフとか、もうちょっと自分なりに固めていい部分もあるんじゃないかなって。柔軟過ぎてもダメだし、硬すぎてもダメだなと思いましたね。

—小さなことで始めることはなんですか?
わたし、アライメントスティック(編集部注:ショット練習のときに地面に置いて正しい方向に向いているかをチェックする棒)を使ったことなかったんです。でも海外の選手はみんな使ってる。日本でも増えてきていますよね。

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