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ランス伊東復帰戦でいきなり決勝弾!出場停止がW杯に好影響となる?

(Photo by Etsuo Hara/Getty Images)
10月23日、フランス1部リーグ第12節「スタッド・ランス対オセール」の試合が行われ、2-1でランスが勝利した。

日本代表FW伊東純也は、2試合の出場停止からの復帰戦でいきなりの決勝ゴールを奪い、勝利に貢献している。

伊東純也は後半42分に劇的決勝弾を奪う

ホームのランスは、前半28分に21歳の若きエースであるフォラリン・バロガンがスルーパスから抜け出し技ありのゴールを決めて幸先よく先制。

しかし、5分後の前半33分にオセールのエムバイ・ニアンにヘディングシュートを決められすぐさま同点に追いつかれてしまう。

その後両者決め手を欠いたが、後半42分に左サイドで味方が強烈なシュートを放ち、GKがはじいたボールを伊東が押し込みゴールを奪う。

このゴールが決勝点となり、ランスはホームで勝ち点3を獲得。

ランスは2試合連続で0-0と攻撃陣が沈黙していたが、このオセール戦では見事2得点を奪い勝利した。

これで勝ち点は12となり、残留争いから一歩抜け出すこととなった。

伊東純也は出場停止がプラスに働く可能性も

今節決勝ゴールを奪った伊東は、第9節のトロワ戦で1ゴール1アシストを奪うも後半11分に足裏を見せたタックルでレッドカードをもらい、2試合の出場停止処分を受けていた。

しかし、この出場停止期間が伊東のコンディションを上げるきっかけとなるかもしれない。

伊東純也は29歳と決して若いとは言えない年齢だ。

今季は内転筋を痛めたこともあり、最近は日本代表でもかつての爆発力が低下してきているようにも見える。

しかし、今回の2試合の出場停止によって、疲労感や筋肉系の負担はかなり回復させることができたはずだ。

足裏を見せたタックルは完全なNG行為で、日本代表戦でもラフプレーが目立つため、しっかりと反省し改善する必要はあるものの、コンディションに限って言えばかなりポジティブな結果を生み出すこととなった。

実際に復帰戦で決勝ゴールを奪い、プレーにもキレが戻ってきている。

トップ下鎌田という武器を確立した日本代表において、伊東純也という右サイドの武器が復活することは非常に心強い。

ランスで残り3試合をこなし、伊東は万全の状態でW杯に臨むことができそうだ。

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