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導入初年度はQTランク1位から急降下した選手も…【リランキング泣いた人・笑った人】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

制度初年度は高橋恵が苦汁をなめた(撮影:GettyImages)

2021年の公式戦初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が5月6日に開幕する。メジャー覇者を争うビッグトーナメントだが、その裏でもう1つし烈な戦いが繰り広げられる。それが今後の出場権争いだ。同大会終了後には、非シード選手を対象に出場権を見直すための「第1回リランキング」が実施される。それを前に、制度が導入された過去2シーズンのなかから、リランキングにまつわる“泣き・笑い”を紹介する。

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『そのとき調子のいい選手に出場権を与え直す』という目的で導入されたリランキング。QTで得た出場優先順位を大きく上げて試合数を増やす選手がいる一方で、当然ながらその順位を大きく下げ、試合が減るピンチに陥る選手も現れる。そして制度が初導入された18年も“泣いた選手”は登場した。その一人が高橋恵だ。

17年末に行われたQTを1位で通過。これにより翌シーズンの前半戦にフル出場できることが確実となった。しかし、年が明けると苦しい戦いを強いられることになる。この年、第1回リランキングが行われた6月の「アース・モンダミンカップ」までに17試合に出場したものの、13試合で予選落ち。そこまでに160万2000円の獲得にとどまり、リランキングによって出場優先順位が56位まで急降下した。

こうなると継続的な出場が確実に約束される立場ではなくなる。高橋はその後推薦や、出場権が下りてきた大会など15試合に出場できたが、第2回リランキングでさらに60位まで順位を下げると1億8000万円(当時)の高額賞金大会「マスターズGCレディース」には出られないなどの影響も出た。

この年はほかにも、QTランク3位から第1回リランキングで45位まで下げた田村亜矢や、QT6位から第1回リランキング47位となった篠原まりあといった選手たちが、同様の急降下を味わった。

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