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【記者会見】さいたまサイコロ・小倉一幸監督「ゴール前でのパフォーマンスは、チームとして大きな課題」

7月16日、日本女子フットサルリーグ2023-2024第5節、バルドラール浦安ラス・ボニータスvsさいたまサイコロが行われ、5-0でさいたまが敗れた。

試合を終え、小倉一幸監督が記者会見に出席した。

女子Fリーグ2023-2024シーズン日程

課題は守備のあとの攻撃

──試合を振り返って。

今節は金曜日から多くの方にご協力いただき、私たち女子リーグの試合ができることにまず感謝いたします。私の個人的な話になりますが、このアリーナは自分の弟が浦安の男子チームに所属していたので、よく応援に来ていた会場でした。男子と女子とチームは異なりますが、同じ浦安さんを相手にこの場所で試合ができることは、個人的にテンションが上がっていました。何とかしてやろうという思いでしたが、うまくいなされてしまい、0-5という結果になりました。なかなか勝ちが遠い状況ですが、次の試合まで少し時間も空くので、チームとして修正していきたいと思います。

──今日の試合は、1点目を奪われてから2点目の失点までの時間は、チームとして手応えを感じられる時間だったように見えましたが、そのあたりを監督から振り返っていただけますでしょうか。

浦安さんとはシーズン前に練習試合もしましたが、やはりうまくいかないことが多かったです。ただ、自分たちも失うものはないので、とにかくしっかりと前からプレスをかけていこうという話はしていて、見ていただいたとおり、1失点目と2失点目の間の時間帯は自分たちに流れを引き寄せられたと思います。ただそのなかで、守備でいいプレーをしたあとに攻撃に転じて、そこでまた一つギアを上げることができたら、得点を奪うことができたかもしれません。昨日もお話しさせていただきましたが、ゴール前でのパフォーマンスというところは、クラブとして大きな課題なので、次のアニージャ湘南戦には改善できるように取り組んでいきたいです。

──連覇している、強いチームを相手に難しいゲームだったかと思いますが、4番の新井敦子選手や、15番の長谷川詩花選手は、前からのプレスをしっかりと行っていて、かなり押し込んでた場面もありました。その2人に対する評価を教えていただけますでしょうか。

まず新井に関しては、わたしが監督に就任した2年前から関東リーグのチームから加入して、中心になってくれていた選手ですが、去年1年間は仕事の都合で海外に行っていてチームを離れていました。今シーズンまた海外から戻ってきて、ようやく元のコンディションに戻ってきたなという印象なので、彼女の持ち味の粘り強いディフェンスを見せていってほしいです。ただ課題をあげるとすれば、奪ったあとの1本目のパスの部分ですね。しっかりと次の攻撃につなげられるプレーを増やしていければよりいいかなと思います。

15番の長谷川に関しては、ありがたいことに今年の5月に日本代表合宿にも呼んでいただきました。まだ高校生なので体格の部分も出来上がっていないですが、リーグの戦いをとおして成功したり、失敗したりしていくなかで、いろいろと学んでいってほしいという思いで彼女を起用しています。ただ、メンバーに入れるのは練習のなかで彼女が一生懸命やることが絶対条件なので、それは彼女に厳しく求めてやっていきます。

 

──昨日も同じ質問があったかもしれませんが、WEリーグを引退した山崎円美選手が競技転向してメンバーに入りました。加入の経緯と、山崎選手に期待したいことを教えていただけますか。

わたしたちが活動している埼玉県には、WEリーグのクラブが3つあります。たとえば、先ほど名前が出た長谷川も、ちふれASエルフェン埼玉U-15でプレーしていた選手です。クラブとしてもWEリーグ、あるいはWEリーグの育成組織の選手にアプローチをしているなか、ご縁があって加入してくれました。フットサルを初めて間もないので、ルールを覚えるところからスタートしているんですが、山崎自身もキャリアのなかでチームを転々としながら、どのチームにもすっと入っていけるっていうのはすごいことだなと思っています。そういう良さを生かしつつ、うまくチームにいいものを還元してもらえたらなと思います。

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