【入替戦試合後コメント/長野vsしながわ】昨季の反省を生かし“3点リード”も一切気を緩めないしながわ。「明日が勝負だというのはみんな分かっている」(岡山孝介監督)
2月11日(土)、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1・2 入替戦、ボアルース長野vsしながわシティが行われ、4-1でしながわが先勝した。
2年連続同一カードとなったディビジョン1・2 入替戦。第1ピリオドの立ち上がりから主導権を握るしながわは、第1ピリオド2分にキャプテンの白方秀和がゴールネットを揺らした。幸先良く先制点を挙げながら1-0で迎えた第2ピリオド、しながわは立ち上がりの21分にチアゴ・セウバックがゴール。25分に失点を喫してしまうが、26分にチアゴが、29分に中村友亮が追加点を挙げて4-1で勝利。3点差をつけ、第2戦へ大きな弾みをつけたが、昨季の入替戦でも第1戦で勝利しながら第2戦で巻き返され、F1昇格を逃している。苦い経験をしていることで、しながわの選手たちは一切気を緩めている様子はなく、明日の第2戦で連勝することに照準を合わせていた。
試合後、岡山孝介監督と白方秀和が会見に出席した。
朝、集合した時から「昨季と雰囲気が違う」と感じた
岡山孝介監督(しながわシティ)
──試合を振り返って。
想定していた通りの試合ができたと思います。ただまだ半分なので、また気を引き締めて明日も頑張りたいと思います。
──今日のゲームプランはどのように考えていましたか?
パワープレー以外の4対4に関しては、悪い意味ではなく、長野が大味な縦に速いフットサルをしてくるので、そこをどう食い止めるかを課題に挙げていました。あとは積極的に裏を狙ってくる形があったので、マーク交換のミスが起きないようにしていました。個人技のある選手の特徴を伝えて、それを抑えるよう伝えました。そこに関しては、選手たちがよくやってくれたと思います。パワープレーのところは、長い時間やられた割には、よく守れていたと思います。
──パワープレーの守備はいろいろな選手が対応していました。それは長い時間パワープレーを受けることを見据えてだったのでしょうか?
もちろんです。去年の6月くらいからずっと全員で練習していたので、今は誰でもいけます。
──入替戦の第1戦を終えて感じている昨季との違いは何がありますか?
ピッチ内外で違う選手になっていると思っていて、ひと回り大きくなっていると感じています。F2でこれまでも優勝してきましたが、点差や内容を見ると格段に成長しているし、プレーの質も上がっているように見えて、それが自信になっていと思います。
ピッチ外の強さでは、「粘り強くエキスパートに」というテーマがあるのですが、今はエキスパートになる過程の一部だと思っています。昨季の苦しい経験も成長の糧にできています。今日の朝、集合した時から「昨季とは雰囲気が違うな」と感じました。昨季は自信があるけれども、悪い意味で不安が混在していました。今季は自信が上回っていて、その中にいい緊張が生まれているように感じています。昨季は1試合目に勝って、それで逆に安心していた部分がありましたが、今は浮かれている選手は誰もいないですし、明日が勝負だというのはみんな分かっています。そういった精神面での成長をすごく感じています。
チームが一つになれば、必ずいい結果が出る
白方秀和(しながわシティ)
──試合を振り返って。
昨季のこともありますし、この点差でも優位に立っているとは思っていません。今日みたいにチームが一つになって試合をできれば、必ずいい結果が出ると思うので、しっかり頑張りたいです。
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