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戸上が男子単で4年ぶりの連覇 早田は自身初の3冠達成で閉幕<全日本卓球2023総括>

<天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月23日~29日 場所:東京体育館>

29日、全日本卓球選手権大会は最終日を迎え、男女シングルスの準決勝と決勝が行われた。

男子シングルスの決勝には、前回大会王者の戸上隼輔(明治大)と、平成29年度大会優勝の張本智和(IMG)が登場した。この2人は、2020年大会の準決勝で対戦し、その時は張本が4-3で接戦を制している。

試合は、第1ゲームから戸上がスタートダッシュを決める形で先制点を挙げる。第2ゲームで張本も取り返しゲームカウントは1-1で並んだ。

第3ゲームは互いに譲らぬ攻防が続きデュースに。17-15で戸上が制すと第4ゲームも戸上が奪って、連覇まで残り1ゲームとした。

写真:張本智和(IMG)/撮影:ラリーズ編集部
写真:張本智和(IMG)/撮影:ラリーズ編集部

戸上がフットワークを活かした連続攻撃を続ける中、張本は得意のブロックを混ぜながら緩急をつける形で得点を重ね、第5ゲームを取るが、反撃もここまで。

第6ゲームで大きくリードを広げた戸上がチャンピオンシップポイントを握る。最後は張本が浮かせたボールを戸上がバックハンドで決め、ガッツポーズを挙げた。

戸上隼輔
写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

戸上は自身2度目の優勝にして、水谷隼氏以来の連覇を成し遂げた。

女子シングルス決勝では、前回準優勝の早田ひな(日本生命)と平成30年度大会で決勝に進出している木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)が対戦した。

第1ゲームを木原が制すると、第2ゲームでは互いに点を取りあう展開に。デュースまでもつれ込んだゲームは木原が制し、ゲームカウント2-0で木原がリードする。

しかし、第3ゲームから早田が戦術を切り替えると11-5で1ゲームを取り返す。第4、第5ゲームも早田が奪い、ゲームカウント3-2で早田が3冠まで1ゲームを残す形となった。

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)
写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/撮影:ラリーズ編集部

第6ゲームでは追いつ追われつの展開が後半まで続いた。終盤に早田が抜け出し10-8でチャンピオンシップポイントとなった。ここで木原が2点を取り返し、デュースに並ぶ。

早田ひな
写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

早田がラリー戦で1点を取ると、最後は木原がドライブミス。早田はしゃがみながら嬉し涙を浮かべた。早田は女子ダブルス・混合ダブルスと合わせて、女子では史上4人目となる3冠を達成した。

各種目成績

男子シングルス

第1位 戸上隼輔(明治大)

写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

第2位 張本智和(IMG)

写真: 張本智和(IMG)/撮影:ラリーズ編集部
写真: 張本智和(IMG)/撮影:ラリーズ編集部

第3位 曽根翔T.T彩たま

曽根翔
写真:曽根翔(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

第3位 篠塚大登(愛知工業大)

写真:篠塚大登(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部
写真:篠塚大登(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

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