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【移籍情報】名古屋・西谷良介が、Fリーガーとしてのキャリアに終止符。21年W杯では2得点の活躍を残した天才が、現役引退へ

16日、名古屋オーシャンズは西谷良介の現役引退を発表した。

Fリーグ界のイニエスタ、〝パッシャン〟が引退へ

西谷良介は、1986年1月31日生まれの36歳。関西のサッカー強豪大学として知られる、大阪体育大学在学中までサッカーを続け、卒業後にリンドバロッサで競技フットサルのキャリアをスタートした。

大学までサッカーでボランチを務めた経験を活かし、攻守に貢献し、周りも活かせるプレーは、フットサル歴を重ねるごとにさらに輝きを増す。2008年から、デウソン神戸に加入しFリーグデビューを果たすと、2009-2010シーズンには競技歴3年目ながら、トップリーグで25試合に出場し、13得点をマーク。この年に新設された新人賞を受賞し、初代新人王として表彰された。

2015シーズンには慣れ親しんだ関西を離れ、東京に上京。フウガドールで2年間プレーし、2017シーズンからは、Fリーグの絶対王者、名古屋オーシャンズに加入した。

守備、攻撃、パスセンス、そしてゴール……。どれを取っても欠点がなく質の高いプレーは、代表チームでも、クラブでも替えの効かない選手として重宝され、「Fリーグ界のアンドレス・イニエスタ」と呼ばれてきた。

名古屋で迎える6年目のシーズンとなるこの2022シーズンは、チームの最年長選手として開幕から12月まで負けなしの成績を支え、この度の現役引退発表となった。

現在西谷は、12月2日に行われたボルクバレット北九州戦にて左腓腹筋損傷で戦線を外れており、全治2ヶ月でプレーオフでの復帰が間に合うかどうかという状況だ。

名古屋は、西谷と過ごす最後のシーズンを、優勝というかたちで飾ることができるか。

 

リリースは以下のとおり

西谷良介選手 現役引退のお知らせ 西谷良介選手が2022ー23シーズン限りで現役を引退することになりましたので、お知らせします。 尚、1月29日(日)開催のFリーグ2022-2023 第21節 ホーム最終節試合後に、皆様へご挨拶させていただく予定となっております。

選手名:西谷 良介 NISHITANI RYOSUKE
生年月日:1986.01.31
身長 体重:170cm / 67kg

■所属チーム歴
2007-08 リンドバロッサ(関西リーグ)
2008-15 デウソン神戸(Fリーグ)
2015-17 フウガドールすみだ(Fリーグ)
2017-  名古屋オーシャンズ(Fリーグ)

■Fリーグ初出場
2008年7月13日 デウソン神戸 vs.ペスカドーラ町田

■Fリーグ通算成績 (2023.1.16現在)
377試合143ゴール

■代表歴
2009- 日本代表

■受賞歴
2009-10 Fリーグ初代新人賞(新人王)
2013-14 Fリーグ・ベストファイブ
2017-18 Fリーグ ベストファイブ

■西谷良介選手コメント
今シーズンをもちまして、引退する事を決めました。
約15年間、Fリーグの舞台でプレーすることができ、その道のりは長かったようで、あっという間だったなという感覚でもあります。
特に引退を決心した日からカウントダウンが始まっているようで、今まで以上に1分1秒を大切に歩みを進めてきました。
その日からの毎日というものは、引退の文字が頭に浮かばない日はなく、また同時に感謝の気持ちで埋め尽くされています。
フットサルを通じて沢山の人達との出会い、そして数多くの経験を積む事ができ、全てが自分の財産です。
その中には数多くの苦悩や苦労もありましたが、そんな事より遥かに多くの喜びがあり自分自身は本当に充実した現役生活を送る事ができていたんだなと感じています。
また格別なのはパッシャンコールのチャントです。
あのチャントはデウソン神戸時代がはじまりで、歌ってもらうたびに、初心に戻る想いやより強く自分を前向きにさせてくれる自分にとって特別で大切なチャントでした。そのチャントを日本代表として戦ってる時にも、サポーターから聴けた時は本当に何とも言えない気持ちになりました。

デウソン神戸からはじまり、フウガドールすみだ、そして名古屋オーシャンズ。
自分が所属した素晴らしいクラブ、陰ながらにいつも支えて下さったスタッフ、共に戦ってきたサポーター、そして切磋琢磨してきた選手の皆さんと出会えたからこそ、素晴らしい道のりを歩んでこれました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に本当に皆さんありがとうございました。

シーズン途中の発表になりましたが、まだシーズンは続いています。
今年の目標を達成する為に1分1秒を無駄にする事なく噛み締めて最後までやり抜きたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。

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