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なかなか勝てずに「万年2位男」と呼ばれた渡辺司【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

渡辺司が65歳に 写真は1993年のもの(撮影:GettyImages)

初優勝まで2位が14回。「万年2位男」と呼ばれた渡辺司が、きょう2月16日で65歳となった。

「空振りギリギリで構える」 渡辺司が教えるバンカーショット【動画】

日大一高時代は野球部で、投手として甲子園に2度出場。17歳でゴルフをはじめ、7度目の挑戦でプロテストに合格すると、青木功に師事した。1986年から20年連続でシード権を保持。その安定したプレーは「お手本のような選手」と言われた一方で、何度も優勝争いに加わりながら、あと一歩のところで勝利を上げることができず、「万年2位男」の不名誉な異名ももった。

プロ13年目、36歳の93年11月の「ダイワインターナショナル」で、悲願のツアー初優勝。翌年も勝利を挙げたものの、レギュラーツアーでの勝利はこの2回のみ。2位は19回を数えた。

シニア入りすると転機が訪れる。プロアマ大会で一緒に回った視覚障がい者のゴルファーと介添え者が協力し、ナイスショットを放つ姿を見て「ボールから目を離すな」のゴルフのセオリーを疑った。気持ち良く振った時にミートできる自分のボール位置を再確認。「これがなかったら、いまのシニアの活躍はなかった」と言うように、その後は08年の「日本プロゴルフシニア」、09年の「日本シニアオープン」と2つの日本タイトルを奪取。13年には室田淳をプレーオフで破って2度目の「日本プロゴルフシニア」制覇。これまでにシニア通算5勝を挙げている。

昨季はシニアツアー15試合に出場して賞金ランク58位と振るわなかったが、多彩な技とギャラリーを楽しませる話術は、シニアツアーに欠かせない存在となっている。

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