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最年長、スロバキアのサバティーニが五輪記録で銀メダル 国籍変更の裏にあった“愛国心” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 X・シャウフェレ -18 2 R・サバティーニ -17 3 C.T.パン -15 4 C・モリカワ -15 R・マキロイ -15 M・ペレイラ -15 S・ムニョス -15 P・ケーシー -15 松山英樹 -15 10 J・ニーマン -14 順位の続きを見る

ローリー・サバティーニ、最愛のパートナーとともに銀メダルをつかみとった

ローリー・サバティーニ、最愛のパートナーとともに銀メダルをつかみとった(撮影:福田文平)

東京五輪ゴルフ競技(男子) 最終日◇1日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇7447ヤード・パー71>

メダルをかけた運命の最終日に、首位と7打差の17位タイからスタートしたスロバキア代表のローリー・サバティーニが、1イーグル・10バーディ・2ボギーの「61」をマーク。トータル17アンダーでホールアウト。メダルの第一候補として、後続を待った。

ワイフと口づけをかわすサバティーニ【大会フォト】

スコアが伸びそうで伸びない展開。首位を走っていた米国代表のザンダー・シャウフェレも足踏みをしていたが、17番でバーディを奪いトータル18アンダーで抜け出した。そして、ティショットを曲げてトラブルに見舞われながらも18番で1メートルのパーパットを決めた瞬間、シャウフェレの金、サバティーニの銀メダルが確定した。

「ザンダーが勝つと思って、もう無理だと思っていたけど、突然ボクたちにチャンスが巡ってきた。勝てなかったけど、ザンダーはいいプレーをしていたし、最高のチャンピオン。表彰台で彼の近くに立てることはうれしい。楽しかった」。五輪の最少ストローク記録を2打上回る歴史的なラウンド後に奇跡は起きなかったが、それでも銀メダルに興奮を隠せない。

スロバキアンとして、ゴルフ競技で銀メダル。しかし、サバティーニと聞いて“???”と思うゴルフファンも多いかもしれない。米国男子ツアー優勝6回を誇る南アフリカ出身のサバティーニが、スロバキアの市民権を獲得したのは2019年。東京五輪出場のためと陰口もたたかれたが、理由はスロバキアのゴルフ界発展を願ってのものだった。

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