【卓球】SPECTOL(スペクトル) S1の性能を徹底レビュー　バランスに優れた表ソフトのスタンダードラバー

VICTASのラバー『スペクトルS1』は、TSPの「スペクトル」シリーズを継承した表ソフトのスタンダードラバーです。『スペクトルS1』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

『スペクトルS1』とは？

『スペクトルS1』はVICTASが販売する日本製の縦目のスピード系高弾性表ソフトラバーです。

『スペクトルS1』の厚さは「1.3」「1.6」「2.0」「MAX」が用意されており、弧線の高さはVICTAS基準で「7.5」、スピード性能は「6.0」、コントロール性能は「7.5」、変化性能は「7.0」、硬度が「35.0±3°」となっています。

また、『スペクトルS1』はハン・イン（ドイツ）や村松雄斗がバック面に使用しています。

『スペクトルS1』と特徴

非常にカットマンに人気の『スペクトルS1』ですが、その内容を詳しく見ていきましょう。

特徴➀：変化幅が大きい

『スペクトルS1』の特徴1つ目は、変化幅が大きいことです。

『スペクトルS1』は縦目の表ソフトであり、ブロックや強打の際に相手が落としてくれるようなナックルのボールが出しやすくなっています。その上、スポンジは比較的柔らかいため、食い込ませれば回転をかけることもでき、広い変化幅で相手を苦戦させることができます。

特徴➁：高弾性なので、スピードが出る

『スペクトルS1』の特徴2つ目は、高弾性なので、スピードが出ることです。

『スペクトルS1』は高弾性ラバーです。そのため、弾いた時にしっかりと初速が出て、スピードのある表ソフトらしい弾道のボールを繰り出すことができます。バック面でのプッシュなどで、その性能を体感できるでしょう。

特徴➂：総合的なバランスが良い

『スペクトルS1』の特徴3つ目は、総合的なバランスが良いことです。

『スペクトルS1』は非常にバランスが良いラバーです。サーブやドライブで回転をかけることも可能だし、ナックルの表らしいボールを出すこともできます。その上、高弾性で弾むラバーではありますが、柔らかいスポンジのおかげでコントロール性も優れています。とても扱いやすい表ソフトラバーであると言えるでしょう。