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早田ひな、世界ランク1位撃破ならずも堂々の銀メダル 団体に次いで今大会2つ目のメダル獲得<杭州アジア競技大会卓球競技>

<第19回アジア競技大会卓球競技 日程:9月22日~10月2日 場所:杭州(中国)>

10月1日、第19回アジア競技大会卓球競技は大会10日目を迎え、女子シングルス決勝が行われた。

女子シングルス準々決勝では、世界ランキング9位の早田ひな(日本生命)と同1位の孫頴莎(スンイーシャ・中国)が対戦。孫頴莎と早田は7月のWTTスターコンテンダーリュブリャナ、5月の世界選手権でも対戦しており、いずれも早田が敗れていた。

この試合でも序盤から孫頴莎が試合の流れを掴み、早田はゲームカウント0-2でリードを奪われる。第3ゲームはデュースまで粘ってなんとかもぎ取るも、第4ゲームは再び孫頴莎に奪われ、ゲームカウント1-3で早田は追い詰められる。

ここから挽回したい早田だったが、第5ゲームも孫頴莎を崩すことはできず、最後は孫頴莎のバックハンドが決まって試合終了。準決勝で世界ランキング4位の王藝迪(ワンイーディ・中国)を下した勢いを持ってしても、中国のエースを下すことはできず、早田は女子団体に次いで今大会2個目の銀メダル獲得となった。

それでも、1994年の広島大会での小山ちれさん以来29年ぶりの決勝進出を果たして獲得した銀メダルには、大きな価値がある。来夏のパリ五輪代表を決める選考レースでも1位を独走している早田にとって、今大会での躍進は「中国を倒して金メダル」という目標達成に向けて、大きな一歩となったことは間違いない。

女子シングルス決勝結果

早田ひな(日本生命)1-4 孫頴莎(スンイーシャ・中国)〇
5-11/9-11/12-10/8-11/7-11

文:ラリーズ編集部

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