伊藤、平野らが本戦から出場　カルデラノらトップランカーも参戦＜WTTコンテンダーリマ2023見どころ＞

＜卓球・WTTコンテンダーリマ2023　日程：7月31日～8月6日　場所：ペルー・リマ＞

31日からWTTコンテンダーリマがペルーにて開幕する。日本からは女子の五輪選考ポイントで2位争いを繰り広げる平野美宇（木下グループ）、伊藤美誠（スターツ）の両選手が出場する。男子では及川瑞基（木下グループ）、松島輝空（木下アカデミー）の2選手が出場予定だ。

先週まで、チェコでWTTフィーダーハビージョフが開催されていたが、今大会の「コンテンダー」は「フィーダー」よりも一つ格上の大会である。今大会には世界ランキング20位以内の上位選手も複数名参加予定だ。

女子は伊藤、平野、張本美ら国内トップ選手が参戦

写真：伊藤美誠（スターツ）/提供：WTT

女子シングルスには五輪選考で2位、3位につける伊藤美誠、平野美宇らが参戦する。伊藤美誠は本大会第1シード、平野美宇は第6シードとなっており、8月3日から始まる本戦からの出場となる。

他の日本女子選手は第4シードに張本美和（木下アカデミー）、第7シードに長﨑美柚（木下グループ）、第8シードに木原美悠（木下グループ）と、全選手がシード選手として本戦からの出場となった。大会終盤での日本選手対決も期待できるだろう。

平野、張本、長﨑、木原は7月30日のTリーグ開幕戦に木下アビエル神奈川のメンバーとして試合を終えたばかりだ。試合を終えてすぐ、地球の裏側のペルーまで移動するというハードスケジュールのなか、彼女たちが世界の舞台でどこまで躍進するか注目だ。

写真：申裕斌（韓国）/提供：WTT

女子シングルスの第2シードには韓国の19歳、申裕斌（シンユビン）が、第3シードには京都カグヤライズからのTリーグ参戦を表明しているアドリアーナ・ディアス（プエルトリコ）がエントリーしている。

男子は及川、松島の木下コンビが参戦

写真：及川瑞基（木下グループ）/提供：WTT

及川はシード選手として本戦からの出場となる。女子選手たちと同じく、7/29のTリーグ開幕戦を戦った及川は、過密日程のなかでの参戦だ。6月のWTTコンテンダーチュニスでは8強入りを果たしたが、今回はそれを超える成績に期待したい。

写真：松島輝空（木下アカデミー）/提供：WTT

16歳の松島も男子シングルスに予選からエントリー。6月のWTTコンテンダーザグレブでは本戦出場決定戦で惜しくも敗れたため、本大会では再度、本戦出場を狙う。先週の全日本ホカバでは妹の松島美空（京都カグヤライズ）が優勝を果たしたばかりだ。兄として、海外での活躍をもって妹の優勝を祝福したいところだ。

写真：ウーゴ・カルデラノ（ブラジル）/提供：WTT

男子シングルス第1シードにはウーゴ・カルデラノ（ブラジル）、第2シードにはドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）が組まれるなど、世界ランク上位選手も参戦予定だ。先週のWTTフィーダーハビージョフで優勝した安宰賢（アンジェヒョン・韓国）もチェコから移動して参戦する。