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初の海外メジャーで予選通過も“悔い” 19歳・櫻井心那は後退に「ひどいゴルフだったな」

櫻井心那は悔しかった一日を嘆いた(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 2日目◇11日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

「(予選を)通過したうれしさというのはなくて。終わって振り返ったらあるかもしれないけど、ひどいゴルフだったなという悔しさが大きいかなという感じです」。海外メジャー初出場ながら、トータル1アンダーの28位タイで決勝ラウンド進出を決めた19歳・櫻井心那だが、自らのプレーをバッサリと切り捨てた。

急きょの出場となったが、「軽井沢にいるみたいですね(笑)」と大舞台でも脅威のメンタルを見せ、初日は2アンダーの7位タイ。好発進に笑顔も見せていたが、この日は肩を落としてのホールアウトとなった。

序盤に霧雨が降るなか、5番でバーディが先行。だが、「グリーンが雨で重たくなっていると感じたので、しっかりめに打ったら、いいパッティングだったけど3パット」と7番でボギー。折り返す9番パー3では、逆に、ロングパットをショートした。10番でもファーストパットを「大ショート」して3パット。「自信がなくなってきて、タッチがわからなくて、最後まで掴むことができずに終わってしまった」とグリーン上で苦戦した。

それでも11番パー5では2打目を大きく曲げたなか、「ラフに浮いていたし、前も開けていたので、アングルとしてはよかった」とアプローチで寄せて楽々バーディを奪う見せ場も作った。だが、その後はやはりグリーンに手こずり、2バーディ・3オーバーの「73」。スコアを落とした一日に、悔いばかりが口をつく。

それでも、気持ちはすでに前を向いている。首位との差は9打に広がったが、「まだ優勝は諦めていない」と、開幕前から掲げているどでかい目標は変わらない。「あした以降ガンガン攻めて、行けるところまで上がれたらいいなと思います」。大爆発のムービングデーをイメージしながら、ロングパットの距離感を合わせる居残り練習でスコアロスを抑え、そして浮上していく構えだ。

同じく2003年度生まれで大会初出場の川崎春花も、最終18番でバーディを奪い、トータル2オーバーの61位タイで薄氷の予選通過を決めた。“ダイヤモンド世代”を引っ張るふたり。ロンドンの地でもその名を轟かせてほしい。

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