スポーツ嫌いな少女の人生を変えたのは、入院中に見た日韓W杯

ホームゲームの運営がやる気の源

今はまだまだ仕事を覚えることも多いのですが、主にファンクラブを担当しています。

平日は事務作業やキャンペーンの企画を練ったり、週末が近づくとホームゲームのイベント準備をしたりと、仕事内容は多岐にわたっています。

試合当日は、※ワンタッチパスの準備とファンクラブのブースでのお客様対応が主です。あと、うちのクラブではスタジアムのピッチをスタッフが作っているので、試合前日にはピッチのライン引きやスタジアムのバナー出しをやります。クラブスタッフがフル稼働で試合の準備をするのですが、だからこそ「自分たちで作り上げている」という感覚も強いですし、私はホームゲームの日が一番大好きです。それまでにどんな嫌なことがあったとしても、準備がどれだけ大変でも、その日にふっとんでしまうくらい。それくらい好きです。やる気の源は週末のホームゲームです。

※スタジアムのゲートにおいてお客様ごとの観戦履歴を自動的に記録・データベース化するJリーグが導入しているシステム

内藤実香氏

ワンタッチパスの端末を設置する内藤さん

私はどうしても、スポーツは運動ができる子だけがやるものだと思っていました。でも、自分が運動をできなくて、スポーツが嫌いになりかけたときに、“運動ができなくてもスポーツは楽しめる”ということを教えてくれたのがJリーグでした。だから、Jリーグが自分の住んでいる近くにあるという喜びを色んな人に感じて欲しいんです。私がJリーグの虜になった理由は、90分の競技の部分ではなく、みんなが1つになって自分の街の名前を連呼したり、周りの観光までを巻き込んでサッカーの試合が開催されているというところに惹かれたから。だからこそ、岐阜の方にはもっとクラブのことを知ってほしいし、スタジアムに来て欲しいなと思います。

スポーツ界に、女性が新しい風を吹かせて欲しい

この世界は、男性スタッフの割合が高いですが、男女関係なくやる気がある方にどんどん活躍して頂きたいです。男性の中で男性と一緒にやるのではなくて、女性ならではの目線で、その視点を活かせるような仕事をする人というのが今絶対に必要だと思います。私自身、学連では男の子が苦手としていた人の割り振りだとか、漏れている仕事を拾ったり、人と違うことをやっていたのが組織の中で一番評価されていたことだったと思うんです。

この世界を目指す人にはとにかく、何でも行動に移してほしいですね。足を運ぶこと。Jクラブスタッフになりたければ、私みたいにホームゲームで運営担当に話しかけるというのも良いと思います。やるかやらないか迷ったら絶対にやる、というのがこの道を目指すにあたってすごく重要なことかな、と。「こいつ何なんだ?」と思われても良いから、自分が目指す世界の人に少しでも近づく努力をすることが、すごく重要だと思います。

あとは…私がこの世界を目指すきっかけとなったガンバ大阪のスタッフの方、試合で落とし物を一緒に探してくれた方に会ってみたいですね(笑)

内藤実香氏

読者プレゼント

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FC岐阜

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