• HOME
  • 記事
  • その他
  • 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第5回「建設計画 ジェットコースターな中編その1」

【パパ、キャンプ場作るってよ。】第5回「建設計画 ジェットコースターな中編その1」

新たな出会い

いざ、設計事務所へ

設計事務所に相談に行くって、いよいよ本格的に動き出すんだなって気がしますよね!ママも、ワクワク付いて行きました((o(´∀`)o))

一方、パパからすると、銀行などからお金を借りるための見積もりを出してもらうためで、その見積もりがいくらになるか、冷や冷やしていたそうです(;・∀・)

そんなパパの心労はつゆ知らず、良い顔合わせができて、ホッと一息ついたのもつかの間、見積もりに目が飛び出るw

8桁目前の見積書、ママは初めて見ました(゜д゜)

会社で働いていたときに発行したこともないし、ましてや請求される側!しかも個人で!!

「イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン・・・」

まぁ、何度も桁数を声に出しながら確認しますよねwww

ですが、何度見直したところで、数字は変わりません。

すぐに電話で確認しよう、と急かすママ。心の準備が整わない、と尻込みするパパw

ドキドキしながら詳細を問い合わせると、設計・管理・実働など、全てを外注した場合の金額で、パパの自分の手で作りたいという意向を反映するともっと安くなると聞き、ほっと胸をなでおろしました(´;ω;`)

それにしても、キャンプ場、見たことがないようなお金がかかります(゜∀。)

取得にしろ、設計にしろ、土地が広い分、今までコツコツ貯めてきた貯金が、ポンっ!となくなりすぎて、全然実感がありませんw

現ナマを見ていないからかもしれませんが、ひょっとしたら、まだ口座に入っているんじゃないかって勘違いするくらいwww

感覚的には、マイホームを一括キャッシュで購入している感じです(゜д゜)!

ちょいちょい「やっぱ個人でやる規模じゃないよね!」「よく頑張ってるよ、我々!」とパパと励まし合うレベルなので、個人でキャンプ場を作られる方は、5サイトくらいの規模で、趣味の延長・利益度外視で運営されることをおすすめします・・・ホントに!!( ;∀;)

はじめまして「測量代」

▲新たな敵?測量代▲新たな敵?測量代

見積もりの金額はさておき、設計をする上で、その前段階として「測量」が必要になることを知りました。

測量とは、土地の境界を明確にする作業で、建物を設計するのに不可欠な情報です。

つまり、キャンプ場を作るには、お金が必要。お金を借りるには、設計の見積もりが必要。その見積もりには、測量が必要。設計・測量にはお金がかかる。ということは・・・

お金を借りるために必要な見積もりを出してもらうのに、お金がかかるんか!という驚き(゜∀。)

そして、そのお金を支払うのは、自己資金で土地を買って貯金ゼロの、今!

更には、万が一融資が下りなかったら、キャンプ場は作れず、貯金はスッカラカン、山を手に入れただけで終わるという恐怖!!((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

以上を踏まえて、出てくる言葉は、「Waaaao…」

即刻、倹約令が敷かれ、Amazon禁止令が(´・ω・`)

特に贅沢をしていたわけではないので、生活水準を落とす必要はありませんが、とにかく手持ちの資金を増やすために、定期購入やまとめ買いNGとなると、購買行動が制限されて、なんだか自由がなくなる気がして、心が荒みます(# ゜Д゜)

世の経営者の妻たちは、こんな風に家計のやりくりをしているのか・・・と、洗礼を受けた気になりましたw

と言うのも、倹約令直後に、臨月を迎えたため、その後の産後と合わせて約2ヶ月、ほとんど家から出ておらず、食材や日用品の買い出しさえパパに行ってもらっていたので、生活必需品以外の出費がなく、気づいたら倹約令が解除されていましたヽ(〃∀〃)ノ

キャンプ場を作りながらも、キャッシュが減る一方でないのは、パパの本業である、IT系のリモートワークのおかげです(´;д;`)ウルウル

キャンプ場作りと本業の両立は、体力的にも時間的にも大変ですが、突如大きな額のお金が必要になるキャンプ場作りにおいては、当初は十分だろうと想定していた貯蓄も一瞬でなくなります。生活費+貯金くらいは稼ぎ続けることをオススメします!!

ちなみに、我が家は、山での作業開始と出産がかぶっていたため、パパは、ダブルワークに加え、家事・育児(第一子)を全て担っていました。

朝5時に起きて本業・家事をし、保育園へ送った後に山で作業し、また本業。保育園へ迎えに行って、家事・育児を寝かしつけまで・・・パパの超人伝説が更新されましたヽ(゜∀゜)ノ

そして、その間、ママはひたすら寝ていました(∀`*)ゞ・・・産後だからさ!仕方ないよね!!w

あぁ、憧れのログハウス

やはり、キャンプ場の管理棟と言えば、ログハウスがかっこいいですよね~❤(ӦvӦ。)

本物の大きなログハウスは、金銭的にも広さ的にも難しいですが、ログハウス風の小屋なら!と以前から目をつけていた商品がありました。

しかも、セルフビルドタイプなので、パパの自分で作りたい欲求にもピッタリ。

設計事務所の見積もりには含まれない部分なので、自分たちで見積もりをもらいます。
▲パパが作った資料▲パパが作った資料

ちなみに、設計事務所に持っていった資料は、パパがゴールデンウィークを返上して夜なべして作った気合の入った一品。「こちらは、どなたが?」と聞かれるほど、プロも驚きのまとまり具合だったようですw

さらには、パパいわく、マイホームを建てるときは、設計図を書いて持ち込むのが当然らしい・・・聞いたことないわ!!www

板挟み電話アゲイン

ログハウス風の小屋を販売しているホームセンターまでは、車で1時間。

なぜか突如「明日朝イチで突撃してくる!」と意気込むパパ。
いやいや、往復2時間+店舗で1時間、合計3時間以上かかるんだから、無駄足にならないように、事前に電話で問い合わせようよ!と、慎重派のママ。

感覚派と慎重派が逆の珍しいパターンw

思い立ったが吉日。本業で時間の取れないパパに代わり、すぐさま電話をかけてみると、なんと終業時間ギリギリセーフ!

そして在庫は、ない!入荷見込みも、ない!!

ヲワタ…と思いましたが、念のため、パパから聞くように言われている魔法の呪文を唱えました。

「ケンチクキョカハ、トレテイマスカ?(建築許可は取れていますか)」

当時ママは、許認可に関して何もわからず、ただパパが話しているのを聞いて、「この専門用語、最近よく聞くな。覚えておこう」レベル。

「はい」か「いいえ」で答えてもらえることを祈っていたのですが、電話口の方も、若い女性であまり詳しくないご様子。質問を返され、「わー!呪文が無効化されたー」とお手上げ状態w

電話口の2人は互いに「少々お待ち下さい」と、電話奥にいる詳しい人に問い合わせるという、不毛な電話になってしまいました。

以上から言えるのは、電話は自分でしましょう!ではなくて、管理棟がない!!ということです。

同じ商品を売っている他のお店も在庫・入荷見込みがないとのことで、どうやらコロナの影響で輸入元の海外からの供給がストップしている模様。

仕方なく、少し値段の高い類似品を買うしかないのか…と思ったところ、その商品は建築許可が取れる設計で、さらににはセルフビルド講習もやっていて、困ったときのサポートも充実!災い転じて福となすとは、まさにこのこと!!

結果オーライ!Be ポジティブ!!(と強引に思い込ませてみるw)

我が山へ、いざ行かん

と、その前に…

▲チェーンソー講習のテキスト かかり木の禁止事項のページ▲チェーンソー講習のテキスト かかり木の禁止事項のページ

パパは、資格取得計画のラストとなるチェーンソー講習を受けに行きました。

資格取得計画とは、パパが勝手に決めたキャンプ場建設3種の神器を集める計画で、既に2つの神器を手に入れています。

1つは、小型建設機械の特別講習を受けて、3トンまでの油圧ショベルを運転できるようになりました。

もう1つは、第二種電気工事士の免許を取得し、低圧受電の電気工事ができるようになりました。

そして今回、チェーンソー講習を受けて、伐採業務ができるようになりました。

つまり、キャンプ場のサイトや道を作るために、チェーンソーで木を切り、ショベルカーで地をならし、管理棟・トイレ・炊事場などの建物の電気工事ができるようになったということです。

ちなみに、チェーンソーを個人で扱うのに資格は必要ではありません。YouTubeなど独学で使い始める人が多い中、安全のためにちゃんと基礎となる考え方を学んでおこうというのが、パパらしい良いところ(˘︶˘).。.:*♡

実際に、講習を受けて、かかり木の処理に対する基本的な考え方や禁止行為を学べたことは大きかったそうです。

かかり木とは、他の木に寄りかかってしまっている木で、伐採の際に手順を間違えたり、禁止行為をしてしまうと、木が跳ね返ってきたり、想定と違う方向へ倒れて事故につながります。

実際の山では、斜めに生えている木や、立ち枯れしている木が多く、ただまっすぐに生えている木を切れば良いわけではないので、格段に難易度が高く、参考になるそうです。

3種の神器ゲット

▲3種の神器 パパの顔…≧(´▽`)≦ 毎回寝不足すぎる件▲3種の神器 パパの顔…≧(´▽`)≦ 毎回寝不足すぎる件

志は良いのですが、ちょいちょい腰が重く初動が遅いパパ^^;

今回も、チェーンソー講習を受けようと探したまでは良かったのですが、予約できるのが4ヶ月後と、だいぶ先。ひとまず直近の講習に申し込むも、座学のみで実技がない。そもそも実技の講習はやっていない!?

そこで、すぐに問い合わせの電話すればいいものの、1週間放置w

パパ曰く、あちこちに電話しまくっていて、そのたびに感情をジェットコースターのように揺さぶられ、これ以上電話したくなかった、と(;^ω^)

ついに意を決して電話をすると、実技はやっていないので会社でやってもらってくださいとのこと。会社ってwww

そこで、キャンセルしなければならない旨を伝えると、Web上には公開していない実技講習があり、直近の日付のものを案内してくれることに!

これに、パパ大喜び(>ω
キャンプ場作りで起こる数々のピンチは、切り抜けるために、お金がかかったり、時間や労力をかけなければならなかったり、時には妥協しなければならないことも・・・

さすが電話をかけるのを1週間ためらうだけあって、たった少しうまくいっただけで、めちゃくちゃラッキーに感じるレベルのメンタルだったようです(;´∀`)

確かに、講習を受けられなければ、山での作業が開始できなかったと思うと、本当に良かったです。

そして、いよいよ当日。

まさかの大雨の日に、雨天決行の実技講習を受けに行くという、ただラッキーでは終われないパパでしたwww

まぁ、ちゃんと最後に運気の帳尻を合わせて、プラスマイナスがゼロになるようにしたと思えば・・・┐(´∀`)┌ヤレヤレ

山作業スターティン!

▲クエストマップ 今回のゴール▲クエストマップ 今回のゴール

お待たせしました!

無事、土地の登記変更が完了し、キャンプ場建設3種の神器も手に入れ、やっと作業開始です!!

この作業の様子に関しては、次々回の「建設計画 中編その2」で、詳しくご紹介したいと思います。

ぶっちゃけ、山作業はめっちゃ楽しいです!今までずっと山の目の前で指をくわえて立ち往生していた感じだったので、実際に山の中で動けるって最高です!!

さらに、パパは体力的に大変ですが、ママは妊婦・産後で見ているだけ!作業に行く日も見栄えする場面をカメラに収めるためという、いいとこ取りなので、超エンジョイしていました(ノ≧∀)ノ あの頃は・・・

次回予告

▲今回進んだのは、ココまで▲今回進んだのは、ココまで

建設計画はまだまだ途中ですが、次回は、「番外編 夢は大きく!我らの理想のキャンプ場」をお送りします。

え、せっかく、やっと土地に入れるようになったのに、番外編?とお思いでしょうが、実は現状、滞っております。

思ったよりも測量に時間がかかったり、え!ここ、うちの土地じゃないの?予定地マップ作り直し!?ってなったり。

実際にキャンプ場を作るフェーズになればなるほど、理想から現実へ、妥協ももちろんあり。思い描いていた夢がどんどん縮小されていく・・・(´・ω・`)ショボーン

我々の精神安定のためにも、次回は「こんな素敵なキャンプ場が作りたいんだ!!」という我々の志を!思いの丈を綴りたいと思いますヽ(〃∀〃)

▼過去の経緯はこちら!

【パパ、キャンプ場作るってよ。】第1回「土地探し 怒りの前編」。ママがブチギレたワケ…。 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第1回「土地探し 怒りの前編」。ママがブチギレたワケ…。 森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。第1回は「土地探し 怒りの前編」。山林を購入すべく動き出したものの、あることにハマって腰の重いパパに、続々と現れるツワモノの不動産屋さん、そして高まりゆくママの怒り…。四苦八苦しながらも、前進していく様子をお送りします! キャンプ場 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第2回「土地探し 運命の中編」。ついに、理想の土地? 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第2回「土地探し 運命の中編」。ついに、理想の土地? 森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。第2回は「土地探し 運命の中編」。暗雲立ち込めていた土地探しに、一筋の光が!ついに、出会ってしまったのか?高まる期待…。トントン拍子には進まない、土地探しのリアルをお届けします。 キャンプ場 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第3回「土地探し 激動の後編」信じてはいけない、オセロ理論。 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第3回「土地探し 激動の後編」信じてはいけない、オセロ理論。 森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。 第3回は「土地探し 激動の後編」。苦労の末にたどり着いた、理想の土地。取得までの道のりに悶々とする日々。同時に仕事もなくなり、出産も迫る中、移住?突然の中止!?運命に翻弄されながらも、着実に夢に近づいて行く過程をお送りします。 キャンプ場 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第4回「建設計画 首の皮一枚な前編」クエスト攻略が今、始まる! 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第4回「建設計画 首の皮一枚な前編」クエスト攻略が今、始まる! 千葉県勝浦市で赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコファミリーキャンプ場」の開拓を目指すドタバタ劇を、ノンフィクションで赤裸々に連載する「パパ、キャンプ場作るってよ。」。森永ファミリーはついに移住し、約1ヘクタールの土地の購入を決めましたが、次々と不測の事態に見舞われます。やっとの思いで土地が決まった次は、お金、許認可と、立ちはだかる壁の連続。その模様は、RPGゲームのクエスト攻略…。果たして、全ミッションをクリアし、開拓が始められるのでしょうか。 キャンプ場 森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで…

記事一覧へ

関連記事