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“魅せる”競技で世界に羽ばたいた2人の女子トーク!佐竹美帆×佐々木唯対談

スタイル抜群の2人が、体型維持のために取り組んでいること

佐竹:唯ちゃんも人前に出る機会が多いと思うんだけど、体型を維持するために何か食事面で気を遣ってることはあるの?

佐々木:食べることは好きですし、お酒も飲みますよ。量はあまり食べないですけど、美味しい!って思える場が好きですね。

佐竹:わかる!私は、炭水化物はお昼だけにしてるけど、お肉は無限に食べていいっていうルールがあって、夜に1kgくらい食べたりする(笑)お酒はだいたい2ヶ月に1回、それも1杯くらいしか飲まないかな。

佐々木:1kg!半端ない(笑)

佐竹:頭おかしいよね。私は食べることが好きで、それが生き甲斐だから、食べたものを燃焼するために運動してるイメージ。

佐々木:わかります。私もそれです。

佐竹:その楽しみをとったら私の人生は終わると思ってるの。ただ、チアをやっていた人として世の中に出る時には、『あの人チアやってたのになんであんなにお腹出てるの?』『なんで足太いの?』と思われると業界の印象も変わっちゃうから、ちょっとだけルールは設けてる。

佐々木:えらいですね。夜、炭水化物を食べたいと思ったりはしないんですか?

佐竹:ならないかな。プリンとかは食べちゃうけど!

佐々木:プリンは食べていいんだ(笑)炭水化物を抜いて、何か変わりました?

佐竹:アメリカから帰ってきて2年くらい続けて、体重は変わってないけど、会った時に『痩せたね』って言われる。親不知を抜いたから、それで顔がキュッとなったのかな?(笑)

佐々木:それはおそらく微々たる影響でしょうね(笑)でも、えらい!食事とか自分の生活にルールがある人って尊敬します。

佐竹:なくても唯ちゃんはそのスタイルを保ってるんだから、すごいよ!

佐々木:毎日何かを続けることって、ルーティンになれば楽ですけど、それまでが大変だと思うんですよね。私も食べたものを記録するレコーディングダイエットをやっていたんですけど、途中で洒落臭くなって(笑)1日でも書かない日があったり、自分の決めたルールを守れなかったりすると、自己嫌悪に陥るじゃないですか。それが自分のストレスにもなると知ってからは、特に決めごとは作っていないです。白米と玄米があったら玄米を選ぶとか、健康にいい方を選ぶことはありますけど。私って本当にルールがないんですよね、お酒も好きですし。

佐竹:飲みそうだよね。強そう!

佐々木:なくても全然同じテンションでいられるんですけどね。

「音楽」と「ラジオパーソナリティー」という互いの共通点

佐竹:私と唯ちゃんの共通点として、音楽を使うというのがあると思うんだけど、どんなジャンルが好き?

私はラテン系が好きで、流れるとノッちゃいたくなるんだよね。アメリカのビルボードっていう音楽チャートもいつもチェックしてる。

佐々木:私はパフォーマンスだとヒップホップとかブレイクビーツをよく使うんですけど、普段聴く音楽には癒しを求めていて、スローテンポなチルアウト系の曲を聴いています。『ごりごりのヒップホップとかレゲエを聴いてそう!』って良く言われるんですけど・・・。

音楽は絶対にいつも何かしら聴いています。中学生の時から、先生に怒られようが構わずMDで聴いていました。いつもイヤホンをしていたので、あんまり友達としゃべったことがないかもしれないです(笑)

佐竹:でも、唯ちゃんはトークが上手だもんね。ラジオパーソナリティーにぴったりだよ。私はたまたま渋谷のラジオで枠が空いた時に話をもらっただけだから。

佐々木:週に1回ラジオというルーティンがあるのはいいですよね。1週間を振り返れて、整理がつきますから。それ以外は何曜日に何があるとか、あまり決まっていないじゃないですか。

佐竹:曜日わかんなくなるもんね(笑)そういえば、唯ちゃんって服はどこで買ってるの?いつもおしゃれだけど。

佐々木:ディーゼルとか好きなブランドはありますけど、必ずしもそこで買うわけではないです。だいたいデニムやモノトーンが好きだったり、かなり偏りはありますけど。

佐々木唯

佐竹:スタイルが確立されてるよね。スポーツ選手って日常のスタイルも合わせ持っている人がかなり少ないと思う。魅せるスポーツをやっているからというのはあるかもしれないけど、憧れられる人たちの要素だよね。

佐々木:ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです。渋谷・原宿は毎日来ているので、時間があるときは気になったお店にふらっと入っています。

佐竹:唯ちゃんのクローゼットで何か着てみたい(笑)

佐々木:ぜひ着てください!美帆さんはまさにクールビューティーだと思うんですよね。シンプルで無駄がないというか、女性らしさが強くてうらやましいです。

佐竹:ありがとう!1回まちがえて髪を染めちゃったんだけど、それ以来ずっと黒髪なんだよね。半年くらい伸ばしっぱなしだし、お金がかかんない!

佐々木:美帆さんちょっとローラみたいなところありますよね。お金がかかんない☆って(笑)

佐々木唯

楽しいことを選択できるように。目の前のことに一生懸命に。

佐々木:美帆さんって好奇心旺盛な印象がありますけど、いま一番興味のあることは何ですか?

佐竹:女性が輝く場を作ることかな。スポーツ選手でも、いち社会人として自立した女性でも、自然に生きてる人がすごく少ないなって思う。そんな人たちに対してやりたいことが色々あって、少しずつ形にしていくことを考えるとワクワクする。

佐々木:例えば自分が日本で生きづらいと感じたら、海外に住もうと考える人は多いと思うんですけど、美帆さんは日本を住みやすい国にしようって考えじゃないですか。それはすごい行動力だと思います。

佐竹:自分の故郷を好きになりたいんだよね。アメリカに行った時に、日本が自分の出身国なんだって誇りを持って言えなくて。むしろ日本がもっと変わってほしいという話ばかりをアメリカでしていて、帰った後も日本を批判してしまう自分がいたの。「日本人だから」っていうネガティブな言葉はしっくりこなくて嫌だけど、自分がポジティブに思えるような物事を起こしていけたら共感してくれる人も出てくる気がする。そうやって少しずつ仲間を増やしていければ楽しいね。

佐々木:具体的に、日本のもっと良くなってほしい部分ってどこにあるんですか?

佐竹:枠にとらわれていることだね。日本人ってルールの中で正確にやっていくことが得意だから、チアでも正確性は世界トップクラスなんだけど、そこに表現力を求められると劣る部分がある。競技では勝てたとしても、観客が見ていたいかというところで評価すると、楽しさが伝わってこない。そうやって枠にとらわれるんじゃなくて、もう少しクリエイティブな発想ができる環境を作りたいかな。

とはいえ、正確にやるところは絶対に日本の良いところだから、それもありつつ、クリエイティブな人が認められれば、日本の文化は世界一になるんじゃないかな。

佐々木:自分を解放するような場って、少しずつできているんですかね?そんなイベントは増えてきている気がしますけど。

佐竹:二極化している気がする。枠にとらわれないで自由にしていいんだ、と気づいて行動に移せる人と、そうなりたいけどリスクが先に来て行動に移せない人。私も前の会社で働いてた時には後者の人しか知らなかったけど、アメリカに行って前者の存在を知って、枠にとらわれない人が増えてほしいって思った。自分の枠を決めないと生活できない人が多い気がする。

佐々木:美帆さんがいると、日本も心強いです!これから生きやすくなりそうな気さえします。そんな美帆さんの目標は何ですか?

佐竹:私は楽しいことをやりたい!何かを選択するときに、自分が楽しいと思うことを選べるような環境と発言力があるようにしておくことが今のところの目標かな。唯ちゃんは?

佐々木:私は5年先、10年先の未来を描いて今を生きることは苦手なので、目の前にあることを一生懸命やっていきたいと思います!

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