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木村怜衣が2度目の最終プロテストへ “合格”のために「100ヤード以内は絶対にバーディを」

最終プロテストに挑む木村怜(撮影:福田文平)

静ヒルズCCで行われたプロテスト第2次予選に参加した木村怜衣。「ギリギリにずっといましたよね」と話すように、初日、2日目ともに「74」と出遅れた。しかし、3日目に「71」をマークし通過圏内へ浮上し、最終日は強風の影響で各選手がスコアを伸ばせず、「75」とスコアを3つ落としたが、最終プロテストへの切符を手にできた。

薄氷の通過となったが、「意外と落ち着いてラウンドしてました」という。「前の日にコーチとプランを決めていたことが大きいと思います。南風のときはこう、北風の時はこうすると決めていて、朝の天気予報を見て風の吹き方を頭に入れ込んでいました」と、徹底した準備が精神的な安定をもたらし、大崩れしないゴルフを展開できた。

しかし、やはり最終プロテストでは「バーディを獲らないといけない」と、スコアを伸ばすことも必要になる。「2次では、グリーンを15回外して、5回しかパーを拾えなかった。2メートルくらいに寄せられそうなライなのに、3メートル以上残してしまって」と、グリーンを外してからのリカバリーがうまくいかなかった。

「ショートサイドに狙いたくても、パーを拾えないと狙えなくなってしまう。テストが終わってから、アプローチはかなり取り組んできました」と、自信を持って狭い場所を狙えるように改善してきている。

「最終テストは2回目です。アプローチパターと、150ヤード以内のショット。特に100ヤード以内は絶対にバーディを獲りたい」と、攻めのゴルフで狭き門の通過を目指す。「プロになります」と言い残し、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーの会場をあとにした。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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