THINK SPORTS『スポーツで人生が変わる!』
世は「超」のつく少子高齢化社会だ。この先、年金、医療、福祉など財政面で問題が出てくるのではと、社会全体が恐れおののいている。
あるいは「働き方改革」の実施も大きな課題になってくるだろう。働く人が、多様かつ柔軟な働き方を自分で選択した際、生み出した時間をどう効果的に使うか、新しいライフスタイルの構築も問われてくる。
そこで生涯スポーツだ。一生にわたってスポーツを楽しむ——それができれば健康な状態であり、病気にもなりにくく医療費の削減につながる。スポーツを通じて人々の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばすことが、ますます大切になってくるのは間違いない。
皆さんはスポーツ基本法の規定に基づき文部科学省が策定した、「第2期スポーツ基本計画」をご覧になったことがあるだろうか(参考url:https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/1372413.htm)。詳細は割愛するが、「健康」「人生を楽しく」「長寿社会の実現」といったキーワードが随時出てくる。
何も気張ることはない。第2期スポーツ基本計画から引用しよう。
「スポーツには,競技としてルールに則り他者と競い合い自らの限界に挑戦するものや,健康維持や仲間との交流など多様な目的で行うものがある。例えば散歩やダンス・健康体操,ハイキング・サイクリングもスポーツとして捉(とら)えられる」
「第2期スポーツ基本計画」にある「スポーツで人生が変わる!」は、心に入ってきやすいフレーズだ。そう、スポーツは身近になればなるほど、その人の人生の大きな力になる。
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