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桂川有人はショットに苦しみ50位後退も “小細工なし”貫き「最後はアンダーパーで締めくくれたら」

桂川有人は最終日も“小細工なし”にこだわっていく(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<全米オープン 3日目◇17日◇ザ・ロサンゼルスCC ノースC(米カリフォルニア州)◇7421ヤード・パー70>
 
初日は「69」、2日目に「71」と世界屈指の難セッティングの中で安定したゴルフをみせていた桂川有人だったが、3日目は3バーディ・6ボギー・1ダブルボギーの「75」。トータ5オーバーは50位タイに後退した。

「ちょっと風が読み切れなかったり、打ち方も良くないとは思う。今日だけじゃなくてずっと課題にしているところ」とショットに苦しんだ。フェアウェイキープ率こそ、13ホール中8回で61.5%と5割を超えたが、パーオン率は18ホール中8回の44.4%と半分以上のホールでグリーンを外した。
 
実は桂川、「予選は通りましたけど、このままではダメだなというのがあるので」と、予選ラウンド2日間と、3日目でゴルフスタイルを変えている。2日目までは「予選通過するためにちょっと小細工しながら、変なショットを打ったりしてちょっと泥臭くやっていた」が、きょうは「もうちょっときれいにゴルフしたいなと思って」と、スコアよりも内容にフォーカスしていた。「割と気持ち良く回っていたつもりなんですけど、その辺がゴルフの奥深さというか、比例しないというか…」と、結果的に裏目に出てしまった。
 
優勝や来年の出場権が得られるトップ10が遠のいた最終日は「小細工ばっかりやっていると成長しない」と、3日目と同様に自分の理想とするゴルフを追い求めていくが、スコアを諦めるつもりはない。「最後はアンダーパーでしっかり締めくれたらいいなと思っています」。24歳の成長につながる一週間となりそうだ。

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