グリーン? カラー? メル・リードがV戦線から退く痛恨の1罰打

痛恨のミスを喫したメル・リード。上位に踏みとどまることはできなかった。(撮影:南しずか)

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目◇24日◇バルタスロールGC ローワーC(米ニュージャージー州)◇6621ヤード・パー71>

首位と1打差からスタートしたメル・リード(イングランド)が思わぬミスでペナルティーを科せられた。2つ落として迎えた前半5番パー4。2打目がグリーン左奥に“こぼれた”が、リードはこれをマークして拾い上げてしまった。

その後ボールを置き直したが、競技委員を呼んでグリーン外であったことを確認。ゴルフ規則9.4bにより1罰打が加わり、このホールをボギーとした。

競技委員会によると、リードのボールはグリーン面から4インチ(約10センチ)の場所にあり、マークして拾い上げ、拭いた上にボールを戻した行為がルールに抵触し、ペナルティを科したと説明した。

今大会は目視でグリーンとカラーの区別がしにくい箇所が多くある。グリーン周りは花道を含み、グリーン上と同じような刈り高の場所もあるため、注意が必要だ。

その後も3つのボギーを叩き、「77」のラウンドでトータル2オーバーの35位タイに後退。今季は公傷制度を利用して復帰を目指すリードにとっては、痛恨のミスとなってしまった。

【ゴルフ規則9.4b 球を拾い上げること、故意に球に触れること、球を動かす原因となったことに対する罰】
プレーヤーが止まっている自分の球を拾い上げたり、故意に触れたり、動かす原因となった場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。

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