小祝さくら 同伴競技者の実力を引き出す謙虚なプレースタイル

小祝さくらと、優勝した櫻井心那。これもトリビアの力?(撮影:米山聡明)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が公式インスタグラムを更新。収集したデータから独自のランキングを紹介する『JLPGAトリビア』第2弾で1位タイとなった小祝さくらへのインタビュー動画を公開した。

笑顔で動画に登場した小祝に対し、「とあるランキングで1位タイになりました。それは何だと思いますか」と質問。答えが分からず困った表情を浮かべると「小祝さんではない人が嬉しいこと」とヒント。それでも「全然わからない、さらにヒントください」とお願い。

「幸運を呼ぶ選手です」と2つ目のヒントをもらっても、「え~意味わかんない」と首を振る。しかし一拍おいて、「分かった!一緒に回った人がいい成績、ですか?」と見事に正解を言い当てた。

トーナメントの各ラウンドでベストスコアを出した選手と一緒に回っていた選手を集計すると、小祝ともう一人の選手(いずれ別の動画で公開予定とのこと)が7回で1位タイになったそうだ。

この話を聞くと、小祝は「同伴競技者の人には迷惑をかけないように気を付けています。トラブルショットでは時間がかかってしまうので、あまり待たせないよう急ぐようにしています」と、プレー中に心掛けている姿勢について話す。これはアマチュアゴルファーでも大いに学ばなければいけない大切なことだ。

この動画を見た人たちからも「ホントお手本のプレースタイルですね」「テレビで見ていても、同伴競技者への気遣い伝わってきます」「やっぱり女神」と、小祝を称賛する声が数多く寄せられていた。そして「真似します!大事なことですね」との声も。

最後に「これを発表したら、小祝さんと一緒に回りたいという選手が殺到するのでは?」と聞かれると、すぐに「それはないです」と笑顔で否定していた。

同伴競技者がベストスコアを出すことは、もちろん素晴らしいことだ。しかし小祝ファンが見たいのは、小祝自身のベストスコアであり、そして優勝である。

ちなみにこのランキングの上位選手は、1位タイ(7回)・小祝さくら、(未公開の選手)、3位(6回)・青木瀬令奈、4位タイ(5回)・渡邉彩香、蛭田みな美、葭葉ルミ、菅沼菜々、ささきしょうこ、野澤真央だった(ニトリレディス終了時点)。

はたして1位タイとなったもう一人の選手とは誰なのだろうか?

関連記事