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「最高のアイアンショット」ローリー・マキロイが連続バーディ締めで“全英前哨戦”を制す

ローリー・マキロイが全英前哨戦で優勝(撮影:GettyImages)

<ジェネシス・スコットランド・オープン 最終日◇16日◇ザ・ルネサンスC(スコットランド)◇7237ヤード・パー70>
 
スコットランドでの全英オープン前哨戦は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が17番、18番でバーディを奪って、先にホールアウトしていた地元のロバート・マッキンタイア(スコットランド)を逆転。米欧共催大会で1月の欧州男子ツアー「ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック」以来の勝利を掴んだ。これで米国男子ツアーでは今季2勝目となり通算24勝目、欧州男子ツアーは通算16勝目を挙げた。

最終日はトータル13アンダー・単独首位でスタートするも、前半は2つ落として折り返す。マッキンタイアが「64」のチャージをみせ、トータル14アンダーでホールアウトし、クラブハウスリーダーに。マキロイは2打ビハインドで17番パー3を迎えた。5番アイアンで打ったティショットは、1.4メートルにつけてバーディ。ここで首位に追いつく。
 
最終18番パー4は最終日の平均スコア4.67の最難関ホール。セカンドショットは左のファーストカットから残り202ヤードが残った。マキロイは2番アイアンの低い球でアゲインストの風を切り裂き、およそ3メートルにつける。このウイニングパットを沈めると笑顔で空を見上げた。最終日の18番でバーディを獲ったのは3人だけで、そのうち2つがマキロイとマッキンタイヤによるものだった。
 
「17番で5番アイアンを打ち、最後に2番アイアンで打った2つのアイアンショットは、僕が覚えている中で最高のアイアンショットだった」。これで米国男子ツアーでは6試合連続のトップ10入り。絶好調のまま、次週ロイヤル・リバプールで行われるメジャー「全英オープン」に向かう。マキロイは同会場で行われた2014年の全英オープンを制している。
 
1打差の2位はマッキンタイヤ。トータル10アンダー・3位タイには世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)、アン・ビョンハン(韓国)、デビッド・リングマース(スウェーデン)が入った。マキロイとともに最終組で回ったトミー・フリートウッド(イングランド)とトム・キム(韓国)は、ともにトータル9アンダー・6位タイ。また、ビョンハン、リングマース、6位タイに入ったニコライ・ホイガード(デンマーク)の3人が全英オープンの出場権を掴んでいる。

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