• HOME
  • 記事
  • 卓球
  • カルデラノが2大会連続V 4種目で中国勢が優勝<卓球・WTTコンテンダードーハ2023>

カルデラノが2大会連続V 4種目で中国勢が優勝<卓球・WTTコンテンダードーハ2023>

<卓球・WTTコンテンダードーハ 日程:2023年1月15日~21日 場所:カタール・ドーハ>

21日、カタール・ドーハで行われていたWTTコンテンダードーハが閉幕。各種目のチャンピオンが決まった。

カルデラノが2大会連続V

男子シングルスでは第2シードのクアドリ・アルナ(ナイジェリア)を始め、多くの世界ランキング上位者が初戦で敗れる波乱が多く起こった今大会。

その中で決勝に進んだのは、2回戦でロベルト・ガルドシュ(オーストリア)とのフルゲームデュースの激闘を制し、準々決勝と準決勝で中国選手に2連勝したウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と、準々決勝で林鐘勲(イムジョンフン・韓国)との同士討ちを制し、準決勝で林詩棟(リンシドン・中国)に勝利した張禹珍(ジャンウジン・韓国)の対戦となった。

張禹珍(ジャンウジン・韓国)
写真:張禹珍(ジャンウジン・韓国)/提供:WTT

決定力の高い回り込みフォアドライブを持つ張と、中、後陣から破壊力のあるパワーボールを繰り出すカルデラノの対戦は、両者一歩も譲らずゲームカウントは1-1となる。

ウーゴ・カルデラノ
写真:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:WTT

しかしここから、ループドライブを織り交ぜ緩急のある攻めで相手のミスを誘い、要所で強烈なフォアハンドで得点を奪ったカルデラノが3ゲームを連取。ゲームカウント4-1で優勝を決めた。カルデラノはWTTコンテンダーダーバンに続き2大会連続の優勝を決めた。

女子単は范思琦がV

女子シングルスでは、同士討ちを2試合制し決勝に進んだ范思琦(ファンシチ・中国)と、今大会快進撃を見せたマニカ・バトラ(インド)に準決勝で勝利した張瑞(ジャンルイ・中国)の一戦となる。

張瑞(ジャンルイ・中国)
写真:張瑞(ジャンルイ・中国)/提供:WTT

バック表ソフトを活かしたラリーで先手を取った張が2ゲームを連取するも、攻守兼備の両ハンドで流れを奪い返した范が3ゲームを連取し、優勝まであと1ゲームに迫る。

范思琦(ファンシチ・中国)
写真:范思琦(ファンシチ・中国)/提供:WTT

張が第6ゲームを奪いフルゲームとなったが、最終第7ゲームでは気迫を全面に出し、ラリーの安定感で上回った范が11‐5で取り、女子シングルス優勝を決めた。

関連記事