• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 日本女子代表が団体戦、個人戦でダブルV 荒木優奈「すごくできちゃった!」、馬場咲希「うれしい」【トヨタジュニア】

日本女子代表が団体戦、個人戦でダブルV 荒木優奈「すごくできちゃった!」、馬場咲希「うれしい」【トヨタジュニア】

真ん中左から飯島早織、荒木優奈、馬場咲希(大会提供)

<トヨタジュニアゴルフワールドカップ 最終日◇23日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6130ヤード・パー72(女子)>

高校3年生トリオが快挙を成し遂げた。団体戦では米国を2打差でかわすトータル34アンダーで勝利、個人戦では荒木優奈(日章学園高3年)がトータル15アンダーを叩き出して逃げ切り、“ダブル制覇”を達成した。

荒木は今大会初出場。「すごくできちゃった!」と、この完全勝利ににっこり。最大の目標である団体戦Vに加えて、個人戦も制すという「おまけ」付きだ。米国の猛追でしびれる展開が続き、最終ホールでは「手も震えた」という緊張も感じていたが、それをしっかりと乗り越えた。

JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームに所属し、先週誕生日を迎えたばかりの18歳。先週の「日本女子アマ」では40位タイと悔しい結果に終わった。だからこそ、「今週はチーム戦だから、チームに貢献したいという気持ちが大きかった」と奮起。4日間アンダースコアを並べ続け、チームを引っ張った。

日本チームの強さは「やっぱり仲の良さが一番」と即答。日本女子アマで優勝した飯島早織(ルネサンス高3年)、昨年「全米女子アマ」を制した馬場咲希(代々木高3年)と勝ち取ったトロフィーに誇らしげだ。

馬場は初日「71」のアンダー発進を決めるも、荒木と飯島がともに「67」を叩き出したことで団体戦のスコアには採用されず。「余計に気合が入って、2日目からは絶対にチームに貢献したい」とギアを入れ直し、3日連続で60台をマーク。個人戦ではトータル12アンダーの5位に入った。

全米女子アマを制してから海外で戦うことも多くなったが、「日本で外国の選手たちとラウンドしたり、コミュニケーションをとったり、仲良しなメンバーで団体戦に選ばれてプレーできたり」とこの一週間に満足げ。団体戦Vに向けて「いっぱい作戦も立てた」が、それが結果に結び付いたことにも「うれしい」と喜んだ。

トータル8アンダーの9位タイで終えた飯島も「うれしいという気持ちが強くて、特に個人成績だけではこの景色を見ることはできなかった」と、仲間とともに手にした勝利に喜びをかみしめた。個人競技のゴルフにとっては数少ない団体戦を戦い、「なかなかない機会に、いいチームと一緒に優勝ができて本当にうれしく思います。一週間本当にありがとうございました」と締めくくった。

関連記事