雨が降ったら“夢”を見る…? 荒川怜郁は悔いが残るも目標達成

ラムネを7粒食べて自分に喝を入れた荒川怜郁(撮影:上山敬太)

<ダイキンオーキッドレディス 2日目◇1日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>

プロ2年目の開幕戦をQTランク52位で迎えた荒川怜郁(あらかわ・れいか)は、5バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータル3アンダー・7位タイで決勝ラウンドに進出した。

「きょうのゴルフに評価をつけるなら85点。残りの15点は、後半の2オーバー」と振り返る。前半は4バーディ・ボギーなしでラウンドしていたが、後半は1バーディ・3ボギーと前半の貯金を少し失うことになった。その原因は、雨による集中力の低下だった。

幼い頃から「(雨が降ると)集中力が落ちていく傾向があって、すごく眠くなってしまう。どうしても自分がいまプレーをしているように感じられなくて…夢を見ているようで集中しづらいんです」と、ボギーを食い止めることができずに唇をかんだ。

感覚を鈍らせない対策としてラムネを持参しており、きょうは「7粒くらい食べました」と明かした。そんな困難もあったが、目標としていた予選通過はクリア。「上位でずっとプレーすることができたのはすごく良かった」と安心した表情を見せた。

これまでは「(スコアを)落としてはいけない」「パーを獲らないといけない」など自分自身に重圧をかける傾向にあったが、この日は「プレッシャーをかけずに、楽しくゴルフができた」と振り返った。週末も気負わず、目の前の一打に集中していく。(文・高木彩音)

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