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「典型的なスラッガーというより高度なバッター」鈴木誠也の打撃センスを米メディアが称賛!メジャー移籍のマルティネスも高評価

侍ジャパンの4番も務めた鈴木の打棒を米メディアも高く評価した。(C)Getty Images
今オフ、広島カープからポスティングによるメジャー移籍を表明した鈴木誠也。ロックアウト突入という現状においても、日米で連日のように名前が取りざたされている。

米国メディア『Bleacher Report』では鈴木誠也を獲得する球団を推測する内容として「セイヤ・スズキの着地点となるMLBチームは?」というトピックを配信。鈴木の選手としての特徴を紹介するとともに、彼を獲得すべきとする数多くの球団名が並べた。

記事の冒頭では「ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキース、トロント・ブルージェイズが『最も積極的に』スズキを追いかけているようだ」と、3球団が獲得意思があると述べている。

さらに「エンゼルスは、マイク・トラウトと並ぶ外野手として、もう一人のベテランが必要だ。また、エンゼルスには、スズキに指導できる優秀な日本人選手がいることも見逃せない」と、こちらも補強の可能性があると予想。

加えて「マリナーズもまた、スズキに適した球団だ。ミッチ・ハニガーはそれなりに優秀な右翼手だが、彼か鈴木のどちらかが、左翼手のジェイク・フレーリーよりも日常的な役割を果たすことができる」として、鈴木の外野守備は現在のマリナーズにも相応しいものとした。
また、同メディアは「2021年のカープで一夜にしてセンセーションを巻き起こしたわけではない。彼は過去6シーズン、それぞれ115試合以上に出場し、その過程でダイナミックな数字を残してきた」と、これまでの活躍を振りかえっており、「スズキは典型的なスラッガーというより高度なバッターといえる。ホームランバッターは三振も重ねるのが一般的だが、鈴木はこの3シーズンで三振数よりも四球の方が20回も多い」と、三振数の少なさも指摘した。

打撃スキルに関しては他にも、ソフトバンクからサンディエゴ・パドレスに移籍したニック・マルティネスによる、「(東京五輪での)8人の打者全員がメジャー並みの実力を持っているので、その中で4番を打つということは、彼の能力を知る上で必要なことだ」「彼に対する我々の準備は、少し慎重になることだった」と、東京五輪での対戦経験からのコメントを引用する形で、鈴木の評価を綴っている。

多くの球団が獲得の意思を示してきたことは確かであり、全てはロックアウトが明けてからの各球団の交渉次第だ。果たして来シーズン、鈴木はどの球団のユニフォームを纏っているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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