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シード権獲得へ! 崖っぷちの宮田成華が13位と好発進「チャンスはなくはない」

来季のシード権を狙う宮田成華が好発進を決めた(撮影:上山敬太)

<大王製紙エリエールレディス 初日◇16日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

今週の試合で決まる来季のシード権獲得を目指す宮田成華が、5バーディ・1ボギーの「67」。首位の岩井千怜とは4打差の4アンダー・13位タイで初日を滑り出した。

1番からスタートすると、7番から3連続バーディを奪って波に乗った。後半も2バーディ・1ボギーでまとめ、好発進につなげた。「7番までは目立ったチャンスはなかったですけど、パー5でとれましたね。2オンも狙えましたし、グリーン周りまで運べた事が上手くバーディに繋がっているかと思います」と納得の表情で振り返った。

今週の大会終了時点で、メルセデス・ランキング(以下MR)50位以内に入った選手には来季のフル出場権(一部試合を除く)が与えられる。しかし、現在の宮田のMRは80位で50位とは249.07pt差。シード入りには優勝しかないという厳しい状況だが、「もちろん狙っています。夏頃までは調子が良かった事を思い出しながらイメージトレーニングをしてきたので、あの時みたいに今週も攻めることができればいいなと思います」と一発逆転を狙っている。

一方、現実的な目標も持っている。このままいくと宮田は来週のツアーの出場資格を決定するためのクォリファイングトーナメント(QT)のファーストステージに出場予定だが、MRで70位以内に入ることができれば、ファーストステージをスキップし、2週間後のファイナルステージ(11月28~12月1日、葛城ゴルフ倶楽部宇刈C)から出場することができる。「トップ5ぐらいに入らないと厳しいと思っているので、そこは最低でもクリアしたいです」と見通しを立てている。

明日以降は天気が崩れる予報で、タフなコンディションが予想されるが、「耐えるゴルフが向いていると思います。今日みたいに落ち着いて冷静なプレーが出来れば、チャンスはなくはないと思う」。逆転でのシード権獲得へ意気込んだ。(文・神吉孝昌)

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