• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 勝みなみは“目線”を変えて平均パット数1位 最後の夜に楽しみなことも…

勝みなみは“目線”を変えて平均パット数1位 最後の夜に楽しみなことも…

勝みなみは目線の工夫でフォローが出るようになり、グリーン上で好調なプレーをみせた(撮影:福田文平)

<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇30日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

最終18番のパー5。勝みなみは3打目勝負を選択したが、ピンを狙ったショットは左足下がりのショートサイドのラフに外し、そこから乗らず、寄らず、入らずのダブルボギーフィニッシュ。「アゲインストが強かったので、低めに打ったらガツっと入っちゃって。そしたらあそこまで行っちゃって最悪…」と、悔しい締めくくりとなった。

最終日は3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」。トータル3オーバーの53位に後退したが、4日間を通してみれば、「だいぶショットが良くなっているなと感じた。パットもよくなった」と、前向きな言葉で振り返る。

そのグリーン上について、4日間を通して平均パット数は『27.5』で大会1位。「目線を変えただけでよくなった。構えてカップを見るときに、カップの奥にした」と、アドレス時のひと工夫で好転したという。これまではパッティングでフォローが出ずにコスリ球が出ていたというが、それがなくなった。「いい傾向に進んでいるのかな」と、日本ツアーを代表するパット巧者がいいイメージを取り戻した。

初めて足を踏み入れたフランスから、次はスコットランドへ。さらには今季メジャー最終戦の「AIG女子オープン」(全英)と、「すごく楽しみ」な欧州連戦が続く。

その前に、レマン湖を望むリゾート地で最後の夜を楽しむ予定。「ジェラートを食べます。きのうはオレンジとオレオ。果実の酸味にオレオのバニラの甘みがうまくマッチして止まらない(笑)」。エビアンを楽しみつくして、本格的なリンクスコースへと乗りこんでいく。(文・笠井あかり)

関連記事